コンテンツ評論 テレビ番組評

「#なつぞら」 なっちゃんアニメーターになる

2019/06/17

「なつぞら」もそろそろ折り返し地点だ。

9歳から育った十勝を出て東京へ来たなつは、紆余曲折の末に目指していた東洋動画に入社し、セル画の仕上げ「彩色」の仕事を経て憧れの動画担当、アニメーターの試験に合格した。

東京に来て率直になつは変わったと思う。ひとつは、性格的なものだが、十勝にいた頃の優等生的な感じが薄れて、ズケズケ物を言う、厚かましささえ感じさせるようになった。これは、十勝では血のつながりのない他人の家に起居させてもらっているという遠慮があったのではないか。自立したことによって誰に気を使う必要もなくなり、本来の性格が表に出てきた、とみることもできる。

もうひとつは見た目の変化だが、東洋動画に入社してからなつの服装が極端に変わった。それまでは北海道時代と変わらず、いかにも田舎の子的な格子縞やチェックのシャツにカバーオールといった格好だった。これには、衣装持ちの岸川亜矢美(兄である咲太郎の母代わり)と同居することにより、そのワードローブを自由に着ていいことになったからだというからくりがある。

朝ドラのヒロインといったら、あまりお洒落な人種ではない印象がある。「ひよっこ」のみね子が後半けっこう衣装持ちになっていたが、大半がウェイトレスの制服シーンだったのでそんなに目立たなかった。ヒロインのファッションが毎回目を楽しませてくれるというのも新しい感覚だ。

ともかく、これでひとつの目標であった「アニメーターになる」というミッションがクリアされたので、今後はどんなミッションになつが挑戦していくのか、楽しみだ。

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