コンテンツ評論 テレビ番組評

「BRIDGE~はじまりは1995.1.17神戸~」をみた

カンテレ制作の単発ドラマ。阪神大震災時のJR六甲道駅の復旧作業と、周辺の人々を描く。
主演は井浦新で、工事に携わった奥村組(ドラマでは磐巻組)の工事事務所長を演じる。

1月17日に震災があって、わずか3ヶ月でJRは復旧した。もっとも難工事だったJR六甲道駅のジャッキアップ工法による復旧作業が中心となり、六甲道駅付近の被災者たちの表情などもまじえる。

放送時間にして2時間半近い、映画一本分ともいえるドラマだが、要素をいっぱい詰め込みすぎたためかややダイジェスト感が強いな、と思っていたら、U-NEXTで未公開シーンを含め、全6話の連続ドラマに再構成したものを公開するやら、サイドストーリーも公開するやら、最後にいろいろ告知があった。

最近数多い、テレビドラマ+動画配信サービスのコラボ企画だったようだ。むしろU-NEXTの全6話版のほうがメインで、テレビ公開されたものはその宣伝用ダイジェストだったと考えれば、ダイジェスト感の理由はわかる。

どうも余分に感じるのは、現代シーンがあること。
工事にかかわった若者(野村周平)が大人になって(現代シーンでは椎名桔平が演じている)震災を知らない現代の若者に昔語りをするのだが、これは必要だったのか、と思った。

もうひとつ、震災直後の六甲道になぜか一儲けたくらんだ演歌歌手(片瀬那奈)が入り込んでくるくだり。これも不必要に感じた。たぶん、U-NEXT版のほうではもっと活躍しているのだろうが。

震災から23年を経てこうしたドラマで語り継ぐというのは、貴重な試みだしぜひやってほしいが、いつかその6話の連続ドラマもカンテレでオンエアしてほしいものだ。

-コンテンツ評論, テレビ番組評
-, , ,