コンテンツ評論 テレビ番組評

「大恋愛~僕を忘れる君と」をみた

「大恋愛」なんてタイトルのドラマ、最初は見る気はなかった。
それを見ることにしたのは、まさに第1回のスピード感が決め手だった。

このドラマのほぼすべての要素が第1回にぶち込まれていた。
アルツハイマー病に犯されるヒロイン、挫折した元小説家の再起、元婚約者である専門医との関係など、第1回ですべて明かされた。後出しだったのは、元婚約者とヒロイン母の関係くらいか。

第1回でこのドラマのすべてが明らかになったから、後はそれに乗っていこうと思えた。
連続ドラマのオープニングの理想型だったような気がする。

ヒロインの相手役となるムロツヨシの演技に賞賛が集まっている。
私がムロツヨシをはじめてそれと知ったのは「空飛ぶ広報室」あたりだろうか。柔和でコミカルな広報室下士官を演じていた。
続いて「名もなき毒」では、主人公の同僚を演じていたが、こちらは毒舌でシニカルなやつだった。
このあたりでは今のような喜劇役者のイメージはなく、芝居のうまいバイプレイヤーだな、と思っていた。
だから、「勇者ヨシヒコ」あたりから知った視聴者と違って、このドラマでの演技にそんなに違和感はなかった。

戸田恵梨香は、以前から演技には定評のある女優だ。
しかし、どちらかというと色気に乏しい役しか見てこなかったので、恋愛ドラマのヒロインというイメージはなかった。
「SPEC」シリーズに続いて本作がひとつの代表作になったのではないだろうか。

 

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