コンテンツ評論 テレビ番組評

「ハラスメントゲーム」をみた

2018/12/12

テレビ東京の「ドラマBiz」枠も3作目になって、ようやく面白いといえる作品を出してきた。

舞台は大手スーパーマーケットの運営会社。主役は唐沢寿明。

地方店舗の店長だったが、急遽本社に呼び戻されてコンプライアンス室長を勤めることになる。

コンプライアンス室というのは本来は法令や社則の遵守をはかる部署のはずだったが、そこに持ち込まれる案件はほとんどがハラスメント事例。
唐沢演じる秋津室長と唯一の部下である高村(広瀬アリス)がさまざまなハラスメント事例の解決にあたる。

ここで思い出すのは「花咲舞が黙ってない」だな。あちらは銀行なんだが、臨店班といって男女二人だけの部署、何かあると店舗などに乗り込んでいってトラブル解決にあたる構図がそっくり。

広瀬アリスが、なかなかいい味を出している。今年は、イマイチパッとしなかった妹のすずに比べて、アリスの活躍が目立った。
コメディからシリアスまで幅広い演技ができる実力を見せつけたと思う。お姉ちゃん一歩のリード。
ま、来年はすずも朝ドラで巻き返すとは思うが。

唐沢演じる秋津室長のキャラクターも面白い。
飄々とした態度で、トラブルを一方的にみようとせず、被害者がすぐ加害者側に回りかねないハラスメントのあやうさを際立たせた。
いちおう「あなたはクズ中のクズだ!」という決めぜりふもあるんだが、これはない方がよかったな。

最後はM&Aがらみの会社のお家騒動に巻き込まれていくのだが、このドラマは久々にシーズン2を作っても面白いんじゃないかと思った。

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