コンテンツ文化論 映像文化を語ってみる

#朝ドラ はヒロインオーディションをやめるのか?

来年(2019年)10月開始の連続テレビ小説、いわゆる朝ドラ「スカーレット」のヒロインとして、戸田恵梨香が発表された。

言うまでもなく戸田恵梨香は売れっ子女優である。現在も放映中の連ドラ「大恋愛~僕を忘れる君と」で主演をつとめている。

従来、朝ドラのヒロインといったらオーディションを経て数千人の候補者の中から抜擢されるのが通例だった。近年、まったくの新人ではなく、主演経験のあるような若手女優が選ばれる傾向があったとはいえ、朝ドラを経て今も活躍している女優は枚挙に暇がない。

現在放映中の「まんぷく」は安藤サクラ、来年4月からの「なつぞら」は広瀬すずと、すでに活躍している女優がオーディションを経ずに直接キャスティングで選ばれている。「スカーレット」の戸田恵梨香で3作連続になる。

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NHK朝ドラは「新人女優発掘」を放棄したのか?戸田恵梨香ら有名女優ばかり起用に批判も | ビジネスジャーナル

「NHKは守りに入っている」「昔の朝ドラはオーディションで無名の若手女優を発掘するという役割も担っていた。今は実質的にそれを放棄している」との声もあがるなど、波紋を呼んでいる。

新人発掘よりも“安定感”を優先する保守的な姿勢がどう出るのか、注目したい。

最近の俳優界では、若手男優は特撮ヒーローもの、若手女優は朝ドラが登竜門とされてきた。

NHKがもし朝ドラヒロインをオーディションで決めることを完全に放棄したら、俳優界にとってその影響は小さくない。

NHKが公共放送を標榜するなら、この点も考慮して、今後の朝ドラヒロイン決定方法を考えてほしい。

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