コンテンツ評論 テレビ番組評

「健康で文化的な最低限度の生活」をみた

区役所の新人ケースワーカーを主人公とし生活保護制度を取り扱ったドラマ。主演は吉岡里帆。

民放ではかなりチャレンジな企画だと思う。何しろ、生活保護の背後にあるのは貧困なのだから。
明るいドラマにはなかなかなりそうもない。
救いといえば、最初から不正に生活保護を受給してやろうという悪人は登場しないというところだろうか。

各利用者(このドラマでは生活保護受給者という言葉を避けて、利用者と呼んでいる)にはそれぞれの事情があり、やむにやまれず生活保護を申請してくる。
その事情に深くかかわっていくのが、主人公の義経えみる(吉岡)をはじめとするケースワーカー陣だ。

しかし、ドラマ中のセリフにも登場するが、各ケースワーカーが100名以上の利用者を担当している。
各個人の事情にそこまで深くタッチする余裕はまずあるまいと思われるんだが。

そこはドラマだからだろうか、主人公はむしろケースワーカーの域を越えて熱意を持ってかかわっていこうとする。

実際にこうしたケースワーカーはいないのだろうが、もし存在したら生活保護利用者にとってはすごい味方になるだろう。

しかし、結果的には低視聴率だったようだ。無理もない。

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