コンテンツ評論 テレビ番組評

「ハゲタカ」をみた

テレビ朝日の木曜ドラマ。企業投資家を主役に据えたビジネスドラマである。主演は綾野剛。

「ハゲタカ」という題名は、主人公が外資系の投資ファンドの日本代表で、腐りかけた企業の臭いを察知して買収し、再生して売却するという仕事をしていることに由来する。
でも主人公の名前は「鷲津」なんだけど。劇中にイヌワシを見に行くシーンなどもあって、ワシタカ混合である。

同じ原作が過去にNHKでドラマ化されているが、その時の主演は大森南朋。そちらは見ていない。

ビジネスを舞台にしたドラマは数少ないが、最近では池井戸潤原作ものが大流行りだ。
あちらはだいたいビジネスのインサイダーを主人公に据えた勧善懲悪ものだが、こちらはアウトサイダーが主人公。一般には悪と思われている乗っ取り屋のようなダークヒーローである。

そのせいか、綾野剛がむちゃくちゃ力んだ演技をしている。

もともと綾野剛は柔和な演技のうまい役者だ。「カーネーション」の周防や、「コウノドリ」の主人公サクラなど、おとなしそうな人物を演じるのがうまい。なのに今回はずっと怖い顔をして、ドスのきいた台詞を連発している。

むしろ、柔和な態度で冷徹な言葉を吐くほうがダークヒーローにふさわしいと思うのだけど。

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