「百円の恋」をみた
2017/04/30
自堕落にパラサイト生活を生きていた女が、自活し、恋をし、ボクシングと出会い、変貌していく話。
「恋」とタイトルについているからといって、胸キュンとかそういう話ではないから。
安藤サクラがこの作品で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲ったことは知っていた。
なので、あくまで安藤サクラの演技をみるつもりでいたのだが。
演技以前に、体型の変化に驚かされた。最初のブヨブヨな身体が、とにもかくにもプロボクシングのリングに上がって不思議はない身体に絞り上げられる。ストーリー上は数ヶ月間の出来事だろうが、撮影期間はわずか10日間しかなかったらしい。マジか!
生きとし生けるもの、自分を責めあげてくる世間、自分勝手な男たち、すべてに向かって主人公一子は拳をふるう。だがそれで勝てるほど世間もボクシングも甘くない。見事に返り討ちに遭うのだが、一子が変わったことは間違いない。
安藤サクラ圧巻。