コンテンツ評論 テレビ番組評

「夏目漱石の妻」をみた

souseki-wifeNHKの土ドラ枠で放映されたドラマ。全4回だが一回の放映時間が1時間15分。トータル5時間という、映画でいえば大作である。

タイトルを見れば内容がわかる。明治の文豪夏目漱石とその妻の生活を描く。

私もどこかで「夏目漱石の妻は悪妻」という評判を聞いたことがある。
夏目漱石に扮するのは長谷川博己、その妻鏡子に扮するのは尾野真千子。
繊細で高慢な金之助(漱石)と、明るいが大雑把な鏡子の、おかしくも悲しい夫婦生活の記録だ。

しかし、尾野真千子もうまくなったものだ。

演技力に関しては「カーネーション」の頃から定評があったが、昨年くらいまでどこか本人のキャラクターが役の中に顔を出してきて、「オノマチが演じればだいたいこういう女」という典型があったように思う。

それがこのところの演技では影を潜めて、さまざまな役にそのまま没入できるようになってきた。「はじめまして、愛してます」「狙撃」そしてこの「夏目漱石の妻」と3つのドラマをみても、それぞれの役で違った演技の顔を見せている。もはや大女優の風格すら漂っている。

今後の尾野真千子の活躍が楽しみだ。

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