コンテンツ評論 テレビ番組評

「水族館ガール」をみた

suizokukan_girl松岡茉優主演の「お仕事ドラマ」。

商社勤務のOLが、自分の意に反して傘下の水族館に出向になる。そこで、水族館で働く人々やイルカたちと出会った彼女は、徐々に水族館での仕事の素晴らしさに目覚め、飼育員として生きていく決心をする。そんな時水族館に存続の危機が訪れる。

とあらすじを書くと、「ん? どこかで見た筋書きだな」と思ってしまう。

そう同じNHKのドラマ「美女と男子」の最初のほうにそっくりだ。

あちらは出向先が芸能プロダクションで、イルカに当たるのが新人俳優だったが、構造はほとんど同じ。というか、そんなに珍しい筋立てではなくて、よくある「天職発見もの」の構図だ。

松岡茉優にとっては、初の単独主演連ドラとなる。松岡は演技のレベルは高いのだが、今回のヒロインの性格造形はらしくない。

ちょっとがさつで、やたら熱血で、オーバーアクションで、お仕事ドラマとしてのストーリーに合わせているのはわかるのだが、恋愛ドラマの部分もある物語にしては、「匂い立つような色気がない」。

バラエティでも活躍する松岡茉優だが、女優としての演技を磨く時期にきているのではないか、という印象だ。もう十分顔は売れたと思うから、しばらく映画・ドラマ・舞台に活動を限って、役に向き合うほうがいいのではないか?

それともうひとつ、コメディのセンスをもっと磨いてほしい。オーバーなアクションがコメディだと思っているようでは、目標である女版八嶋智人にはほど遠い。

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