平成徒然草

スポーツ選手の賭博露見続出に思う

casino-roullete-1426083-640x480最近スポーツ選手の賭博疑惑が相次いでいる。巨人選手の野球賭博疑惑や、バドミントン選手の違法カジノ通い疑惑では、それぞれ該当の選手に相当のペナルティが科せられた。

それぞれスポーツ選手なので、まだ若い。しかも金はふつうの若者よりは持っている。さらにスポーツ一筋にきた若者なので、世間的な経験に乏しいので、賭博に誘われるとついつい乗ってしまうのだろう。

しかし、TVなどでは絶対に言わないこととして、背景には日本社会の賭博に関する雰囲気があると思うのだ。

TVをつければ競馬、競輪、競艇などのCMが目につく。これらは公営ギャンブルというくくりになっているが、実態はりっぱな賭博行為である。公営ギャンブルとしてはスポーツの結果にもとづくトトなどのスポーツくじもある。公営ギャンブルは貴重な広告主なので、特に民放などではこれに文句をつけることができない。

さらにTVなどのニュースをつけると、国会や地方議会で議員たちが堂々と「カジノ誘致」に関する議論をしていると報じられる。カジノは賭博場のことである。外国人観光客を呼ぶためらしいが、賭博禁止法の施行されている国内において賭博場を認めようという議論に他ならない。

その他、パチンコ店の裏手には必ず賞品を現金に換えてくれる窓口が存在している。実質的にパチンコは現金をかけて勝てば現金を得る賭博場となっている。パチンコ店も大きなチェーンはTVCMを出していて、民放にとってはお客さまである。

こういう国の中で育てば、「賭博というものはしてはいけない行為」という認識にはならないのが当然だ。

国じたいが「二枚舌」なのである。

賭博を禁止する理由というのは、Wikipediaを見てみると、

「国民の射幸心を煽り、勤労の美風を損い、国民経済の影響を及ぼすから」と説明される。

と書いてあるのだが、それならば国や自治体が公営ギャンブルを運営することが認められることの説明がつかない。

子どもに「なぜ賭博はダメなの? 賭博がダメなのに競馬や競輪はいいの?」と聞かれて、納得できるように説明できるだろうか? 私にはできない。

いろいろ考えても、賭博禁止法というのは、国や自治体がギャンブルの運営権益を独占するためのものとしか思えないのである。

賭博禁止法があるから、違法カジノが存在する。犯罪組織にとっては、賭博禁止法があるから競争相手は増えず、都合がよい。もし賭博禁止法がなくなれば違法カジノは合法カジノに駆逐されてしまうだろう。

そろそろ「原則賭博禁止」を見直す時期に来ているのではないだろうか?

賭博を野放しにしろとは言っていない。「原則賭博は違法」としていたのを「原則賭博は合法」に変えて、その上でいろいろな法的規制をかければよい。そのほうが国益にかなうのではないかと思う。

ちなみに私は自分がギャンブルをしたいから言うのではない。私はギャンブルに全然興味がなく、昔少しパチンコをしたことがある程度で、競馬すらしたことがない。

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