「グリーン・ホーネット」をみた
2015/12/20
アメコミにはいろいろなヒーローがいるが、この映画のグリーン・ホーネットことブリット・リードはクソ野郎である。おしゃべりクソ野郎だ。
大金持ちの新聞社オーナーの二代目で父親の急逝により新聞社を継ぐがやる気はなし、なぜか悪党狩りを思いつくのだがそんなに腕っぷしは強くない。
むしろ、パートナーのカトーがすごい。空手の名人でメカニックとしても超優秀。車だって武器だって手作りしちゃう。しかも、一瞬で敵全員の武器を把握するとともに、時間の流れがゆっくりに感じる超感覚の持ち主。
カトーは1960年代のテレビドラマでは出世前のブルース・リーが演じた役だからまあ強いのは当然だが、バッサバッサ敵をやっつけるのはカトーのほうだ。
で、グリーン・ホーネットことブリットのほうは、悪党狩りといっても何をしたらいいのかわからなくて、ジャーナリズムを専攻したという美女を秘書に雇い、彼女の意見をもとに行動したりする。もう、ホントのクソ野郎だ。しかし、そんなグリーン・ホーネットの動きに煽られて、悪党の親玉がグリーン・ホーネット狩りに乗り出したりして、今度は狩られる立場になる。
あとは、とにかく破壊的なアクション。人もバンバン死ぬし、もうアホか。
でもいいなぁ。このクソ野郎ぐあいがいいなぁ。