「表参道高校合唱部」をみた
毎クール、期待もせずに見始めて、意外と面白かったというドラマがある。今クールはこれだ。
「え?学園もの?合唱部?面白くはなさそうだな」というノリで見始めて、意外と毎回見るのが楽しみになっていった。
なんというか、このドラマに感じるのは「バランスのよさ」。
まず、ヒロインを演じる芳根京子がいい。
実は彼女のことはこのドラマではじめて知った。(同時に「探偵の探偵」にも主人公の死んだ妹役で出ていたが) 美少女すぎない普通の感じがいい。滑舌がよくて、表情がいい。まさにバランスのいい若手女優。
そして、本当に題名通り「合唱」を軸にしているところがいい。
最近の学園ものにつきもののスクールカーストとか、学園ものに欠かせない恋愛模様とか、主人公の隠された目的とか、いろんな要素が織り込んでありながら、それがテーマの合唱より目立つようなことはなく、毎回ひとつの曲をフィーチャーしながら合唱で締めていくところがよかった。
惜しむらくは、金曜10時枠だったこと。こういうドラマは低年齢層にも見せたいので、9時、あるいは8時枠で放送してほしかった。といって、TBSは9時のドラマもはや日曜劇場しか残ってないんだよな。8時のパナソニック劇場(もと水戸黄門枠)も閉じちゃったし。
ひとつだけ疑問。歌わないんだったら、神田沙也加はなぜキャスティングされたんだろう?