平成徒然草

地方が崩壊した時のシナリオ~その①~

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気になった記事。

【日曜講座 少子高齢時代】〈自治体の消滅〉 「東京集中」破綻の警告だ 論説委員・河合雅司 - MSN産経ニュース

 2040年までに、全国の自治体の半数が将来的な「消滅」の危機にさらされる。

民間有識者でつくる「日本創成会議」の分科会が公表した将来推計の結果に、日本中が大騒ぎだ。

県庁所在地の青森市や秋田市まで含まれるのだからショッキングである。

この「日本創世会議」なる団体の推計によると、「消滅」の可能性がある自治体は896に上る、らしい。数十年後の日本では、地方はいずれも人口を維持できないということだ。

この産経の記事は、「地方の人口減少スピードを少しでも遅らせるための対策を急がなければならない」と続くのだが、それに反対の意見を呈する人もいる。ネットでは何かとお騒がせなこの方だ。

池田信夫 blog : 人口の都市集中が必要だ

むしろ今やるべき「成長戦略」はさらなる都市化なのだ。(…)

必要なのは、3大都市圏と地方中核都市に人口を集中し、公共投資やインフラ整備もコンパクトシティに集約して効率化することだ。

ようするにコスト効率の悪い地方への投資は切り捨てろ、人口は都市に集中させて効率のよい投資をしろ、というご意見である。

どちらの意見が正しいか、それを今ここで論じる気はない。

ただ、地方が崩壊し、人口が都市に集中した数十年後の日本というのがどんなものか、思い描いてみる。

最初に思いつくのは、「治安が悪くなるだろうなあ」ということだ。

地方の行政組織が維持できなくなる、ということは、警察もそうなるだろう。
おそらく現在のような都道府県単位の警察ではなく、都市警察と、都市以外を管轄する広域警察とに再編されるだろう。ー

都市では農業などはできないわけだから、農場などはまだ地方に残りその周辺にだけ小さな町が形成される。
そしてそれ以外の土地には、人口が都市に移動した後に廃墟化した街がたくさん残される。

都会で犯罪などを犯して追われる身になっても、地方に逃れられれば追及の手を避けられる。
そう考えて、ヤバくなった連中はどんどん地方に逃げ出す。廃墟だらけだから、隠れ場所はたくさんあるはずだ。
広域警察は、常識的に考えて手が足りるはずはないから、農場などを巡回するにとどまるはずだ。

さて、これはどういう図式だろうか? ズバリ、西部劇じゃないか。
広域警察はいわゆるシェリフ(保安官)で、拠点以外は定期的な巡回をするくらいだ。
廃墟には、反社会的な集団がたくさん形成される。
農場は、自衛するしかないだろう。おそらく、銃器の携帯が許可されるはず。

それでも略奪行為はやまないだろうし、反社会的集団どうしの抗争みたいなものも起こるだろう。

地方で取り締まられずに勢力を拡大していった反社会的集団は、今度は都市に手を伸ばすかもしれない。
都市も自衛のための武装警察みたいなものを擁する必要があるかも。

これが数十年後の日本の図式らしい。
これは、小説や映画の舞台として面白いだろう。
それが、私たち自身の未来でなければの話だが。

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