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#あまちゃん 第5週「おら、先輩が好きだ!」再見

アキの初恋の相手、種市が登場する

アキの初恋の相手、種市が登場する

9月末の本気獲りをもって海女のシーズンが終了。
とともに、その動画がネット公開され、アキの人気が本格化する。
アキユイが海女のコスプレでのウニ丼車内販売に駆り出されて、ご当地アイドルとしての人気が確立する。

そんなアキはユイの紹介で潜水土木科の実習を見学。種市に一目惚れする。
次なるミッションは、種市への恋と一体化した南部もぐりへの挑戦。
一方、間が悪いストーブさんことヒロシは、アキにアタックを繰り返すも振り向いてもらえない不憫キャラが確立。

このあたりから、アキを演じる能年玲奈の表情バリエーションが豊富になってくる。何かというと目を剝くアキの驚き方が板につきはじめたのもこの週。

袖ヶ浜駅での安部ちゃんの旅立ちという名シーンではじまるこの週。安部ちゃんが春子に向かって積年の思いをぶちまける。「春子さんの代わりにはなれねえがら、今思うとバガみでぇだな。春子さんとオラでは、全然、全然違うのに」この言葉が、後にアキがユイに向かって言ったことばと重なる。

とはいえアキはすでにユイに勝るとも劣らない人気を得た。アキは気にしていないが、ユイは対抗意識をメラメラ燃やしている。

海女のシーズンが終わってしまったことで、K3NSPメンバーが「次はどうする?」を積極的に考えはじめる。侃々諤々の結果が、アキユイによる海女コスプレ車内販売だったというのがご愛敬。しかし、海女ができない季節だけに、アキもまた知らず知らずご当地アイドル、ジモドルへの道を歩き出している。

シナリオには存在するが、本編からはまるまる1シーン省略されてしまったシーンがあった。第30回。観光協会ならびに北鉄のスーパーバイザーに就任した(本編からは省略されていたが、どうやら正式な依頼だったようでそういう台詞があった)ヒビキ一郎によるジモドルブームの講義。
「最近は地域限定のアイドル、通称ジモドルを追い掛けるのが最先端なんですよ。地元の人間はもちろん応援する。わざわざ遠くから来るファンにとっては、自分たちの足で発掘したアイドル、しかも自分たちしかその存在を知らないという優越感に浸れる」

アキユイブームに沸き立つK3NSPメンバーに対して、春子はアイドル視されつつあるわが娘を心配する。そして「私が田舎を嫌いなのは、寂れてるからじゃなくて、寂れてる事を気にしてるからなんだよね」意識の問題。寂れてしまった我が町をなんとかしたいと考える大吉たちと、東京を知る春子の対比が地元意識のちがいを浮き上がらせる。

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