映画・DVD評(邦画)

「日本沈没」をみた

2010/12/12

見終わって思った。これじゃ日本沈没じゃないやん。

日本沈没

少なくとも小松左京の描いた「日本沈没」ではないことは、承知のうえだ。小松が描きたかったのは日本という国土を失った日本民族の行く末であり、そのための手続きとして日本を沈没させる必要があった。

深海探査艇パイロット小野寺や、地球物理学者田所博士というキャラクタは引き継いでいるものの、この映画のストーリーは小松版とは全然ことなる。まあ、それはいいとしよう。

映画を見ていない人には申し訳ないが、この映画のラストで日本は沈没を停められてしまう。田所博士が立案し、小野寺が自分の命をかけて実行した作戦で、日本を深海に引き釣り込んでいたマグマの動きが止まってしまうのだ。その結果、日本の大半は沈没をまぬがれる。これのどこが日本沈没だろう。

テレビ画面で見たせいもあって、災害シーンは作り事にしか見えず、人間ドラマはうすっぺらに感じた。何を作りたかったのか、よくわからない。

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