平成徒然草

「蝉しぐれ(NHKドラマ)」をみた

2010/12/11

2003年にNHKで七回連続のドラマとして放映されたものをDVDでみた。
ちなみに脚本は映画版の監督、黒土三男である。

蝉しぐれ

主役の年齢に関する違和感は、映画版の時にさんざん書いたからもうやめよう。
内野聖陽はいい役者だと思うが、文四郎を演じるのに歳を取りすぎている点では市川染五郎と同じだ。
いずれ、自分なりのキャスティングを書いてみてもいいと思っている。
その時には、文四郎役は22~3歳ぐらいの若手俳優を当てはめるつもりだ。

光と影を使いこなした演出が目をひく。文四郎の境遇が、そのまま場面の明るさや暗さによって表現されている。
特に、父助左右衛門との最後の対面のシーンが印象に残る。

いっぽう音楽の使い方はあまり感心しない。モンゴル民謡のホーミーが使われているが、これがしつこく、重い。

蝉しぐれをドラマ化するのに、7回という回数ははたして妥当か? 不思議な省略が行なわれるいっぽう、不要と思われるようなシーンが追加されていたりする。たとえば、秘剣村雨の伝授があるのに、加治織部正が登場しない。個人的には織部は重要な登場人物だと考えているので、省略には納得がいかない。

6回で欅御殿の段が終わって、7回がまるまるその後日談となっているのも奇っ怪だ。

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