「しゃべれども、しゃべれども」をみた
2010/12/12
トキオの国分太一の初主演作。
二ツ目の落語家を演じているわけだが、これがまったく似合ってない。
伸び悩んでいる二ツ目の落語家古今亭三つ葉は、ひょんなことから素人三人相手に落語教室をはじめることになってしまう。その生徒というのは、無愛想がゆえに男に振られた美女、関西弁を同級生にからかわれている小学生、口が悪くて野球解説ができない元プロ野球選手の三人だ。
ここがよくわからないのだが、どちらかというと人とのコミュニケーションに問題がある人たちで、話し方教室ならわかるのだが、落語を学ぶことがコミュニケーションの役に立つ、というのがどうもよくわからん。まして、なぜ半人前の三つ葉のところに。
特に香里奈演じる美女の動機がよくわからんね。初見で三つ葉に一目惚れしたというなら、話はわかるが。(エンディングのとってつけたような抱擁シーンからすると、そういうことかもしれんが)
阪神タイガース大好きの小学生が、この映画一番の熱演。この子役がいなかったら、救いようがない映画と思ってしまったかも。