時代はきっと、ハーフ&ハーフ
2011/01/05
随分前から思っているのだが、21世紀はハーフタイムの時代になるのではないだろうか。
サッカー試合の中間休憩じゃなくて、フルタイムに対応する概念のハーフタイム。
20世紀はスペシャリスト、専門家が重視される時代だった。
仕事はひとつが原則だったし、掛け持ちは中途半端とおとしめられた。
その結果が、仕事人間や会社人間の大量生産。
世紀末に至って、その歪みがクローズアップされてきたような気がする。
21世紀はその反動もあって「多様性」が価値の中心に躍り出るだろう。
一人の人間にいくつもの側面があることが当たり前の時代。
メーカーに勤務しながら、個人としてはネットショップを運営する。
…というようなことは当たり前になるだろう。
副業ではなく、ダブル主業。
そうなると、時間の使い方も多様になる。
SOHOやフレックスタイム、モバイルでは間に合わなくなってくる。
週休三日制の会社があるといい、と思っている。
週に四日会社で働く。
贅沢はできずとも、なんとか生計は維持できる程度の収入が得られる。
問題はあとの三日をどう使うか。
これは個人の自由に委ねられる。
さらに収入を得るために別の職業を持つことも可能だ。
たとえば週三日だけ開く店。
パートナーがもひとりいれば、合わせて週に六日営業できる。
ネット関係の仕事をするにも、たっぷり時間をとれる。
会社の給料を越える収入を得られるかも知れない。
趣味や旅行に活用するのもいい。
三日あれば、それなりの旅行ができる。
見聞を広めるのも、自分への投資だ。
創作活動に打ち込むのもいいだろう。
週に三日あると、兼業作家もだいぶ増えるような気がする。
ボランティア活動をする人もいるだろう。
週末しか活動できないというより、幅が広がることは間違いない。
もしくは一日を休養に当てることで、継続的な活動が可能になる。
三日間、都市から田舎に移動して農業をする人もいると思う。
過疎地の自治体や住民が、田畑や住処を提供してくれる。
余暇にそれらの営為をするのではなく、どちらも自分にとって主要と信じる人たち。そんな人たちが増えていくと思う。
時代はきっと、ハーフ&ハーフ。
どっちがメインで、どっちがサブということのない時代が花咲くと思う。
そろそろ映像職人も、映像職人兼○○と名乗る方がよいのかも。現在○○に当たることばを考え中。
どなたか、経営者で週休三日制を打ち出す方はいないですか?
従業員の視野が広がるというメリットもありますよ。