作者自身が朗読する書き下ろし電子書籍
2011/01/04
ちょっと、おもしろいニュース。
DigitalARENAによると、
パブリッシングリンクは、電子書籍レンタル配信ポータルサイト「Timebook Town」で、著者本人による朗読音声付き作品『クラスメイト』(角田光代著)を、2006年1月27日より配信開始した。2月28日までは無料でダウンロードでき、閲覧期間は60日。
直木賞作家の角田光代氏が「Timebook Town」のためにオリジナルに書き下ろした作品『クラスメイト』に、著者本人の朗読音声を付けて配信開始する。
おもしろいって思ったのは、著者本人の朗読がついているって部分なのだ。
作者の角田光代さんというのは、別にアナウンサーだとか、役者だとかそういうことではないらしい。つまり、朗読がうまい人ではないだろうと思う。
そこをわざわざ作者自身が朗読するというあたりが、おもしろい。
それは電子コンテンツならではという気もするし、電子ものにかかわらず書籍というものにつきものの没個性性(文字だけが並んでいるという意味での)を補完するという意味でおもしろい。
つまりは、作者自身の息づかいのようなものを感じてもらおうことだろうか、と思ったりしてしまう。
それが音声ファイルだったというあたりが、それもおもしろい。
それで思い出したが、最近よく映画DVDに収録されている監督や出演者のコメンタリーっての、あれはどうなのか。
レンタル中心で見ていて、あまり見返したりしない私は余分だとしか思わないのだが、セルで購入して何回も見返したりする人は、やはりついていた方がいいものなんですかね。