動画コミュニティサイトの問題点
2011/01/04
動画コミュニティサイトに特有の問題点というものがある。
他人の権利を侵害した動画がアップされる、ということ。
アメリカでも、こんな事例があった。
CNET JAPANによると、
American Airlinesは、同社の訓練ビデオの一部がウェブで公開された件に関し、ビデオを提示した人物を特定するようにGoogleとビデオ共有サイトのYouTubeに要求している。
American Airlinesの客室乗務員訓練ビデオの一部を何者かがYouTubeとGoogle Videoにアップロードした。
このニュースにちょっとヒントを得た。ある意味、動画コミュニティサイトはジャーナリズムにも一種の情報テロリズムにも使えるわけだ。
たとえば、権力者の犯罪事実を告発した動画を握ったとする。私なら、刺激的な題名をつけてあちこちの動画コミュニティサイトにアップしてやる。マスコミや警察はもみ消すことができても、多数の人間の目に触れたものはもみ消すことができない。
おまけに、Winnyでもバラまけば、さらに完璧かもしれない。
同様に、ねつ造の動画をばら巻くことで、無実の人間を四面楚歌の状況におくこともできるだろうと思う。
さまざまな使い方ができるものは、それだけ面白いということもいえると思う。