「告白」をみた
冒頭のシーン。
終業式の日、淡々と娘が殺された経緯と、自分がその犯人に対して行った復讐を語る女教師。
インサートを挟みながらも、1シーンで描ききったこの部分だけが本編であれば、かなり評価が高かっただろう。
ストレートな映像描写ではない。
インサートと心象風景の区別がつきにくく、時間の経過も複雑に入り組んでいる。
ストーリーが単純なため、それでも理解しにくくなることはなかったが、正直事実として何がどのように起こったのか、現実感が希薄な表現の仕方だ。
このストーリーをひとつの事件としてみるなら、 現実感のほとんどない出来事だから仕方がないのだろうが。