すべてがソリッドステートな世界はいつくる?
ITmedia News『日立HDD事業の買収で賭に出るWestern Digital、その狙いは』
既に世界第1位のHDDメーカーである米Western Digital(WD)は、3月7日に世界第3位の日立のHDD事業を43億ドルで買収すると発表し、さらなる規模拡大を図っている。(…)
日立(HGST)のHDDといえば、もとはIBMから買収したものだ。Deskstarシリーズなど、自作PCユーザーにはなつかしく感じられるにちがいないが、そのブランドももうなくなるのだろうか。
この記事には続きがある。
しかし、これには裏話がある。NAND型フラッシュメモリを使ったSSDが急速に台頭していることを受けて、WDは、ほとんどのIT関係者が黄金期を過ぎたと考えているHDDで大きな賭に出ているようだ。
たしかに今やHDDといえば、少し古くさい記憶装置に感じてしまう。レガシーデバイスだ。いずれはなくなるのではないか、と誰もが思っているに違いない。なにしろ、光ディスクとならんで、いまだにモーターを内蔵している装置なのだから。
こんなことを書いている人もいる。
404 Blog Not Found - BLOGOS(ブロゴス)『IBM→日立→WD 』
これはいいニュース。(…)
もはやHDDはオワコンなのだから。終わったコンテンツでなくて終わったコンテナ。少なくともコンシューマー向けには。
今やその役目は、SSDが担っている。iPodにもiPhoneにもiPadにも、もはやHDDはない。MacBook Airにすら。
そうなんだよなぁ。価格や容量などを問題にしなければ、HDDよりSSD(ソリッド・ステート・ディスク)のほうがいいに決まっている。
アクセスは早い、故障しにくい、そして軽い。
しかし、映像という一番重くて容量のでかいデータを扱っている身としては、当分この化石のようなHDDとつき合わなくてはならないだろう。
すべてがソリッドステートな世界は、ほんとうにいつ実現するのだろう?
それまで、よろしくお願いしますよ。ウェスタン・デジタルさん。