私の参議院改革案
気になった記事。
アゴラ(池田信夫)「強すぎる参議院をどうするか - 『参議院とは何か』 」
民主党政権が連立工作に失敗し、予算関連法案が否決される見通しが出てきた。首相退陣論が党内にも出る一方、首相は解散・総選挙をちらつかせて反撃し、政治はほとんど脳死状態だ。この原因が衆参の「ねじれ」にあることから、参議院とは何かが改めて問われている。(…)
書評であるが、根本にあるのは「参議院をどうするべきか」ということだ。
昨年の参議院選挙の際に、このブログにも私案としての参議院改革案を書いておいた。
最初は「参議院の任期を生涯に一期(6年)に限定する」という制度。
つまり、参議院議員をつとめられるのは誰でも一生のうちの6年間だけ、とすることだ。(…)私が提案するのは、プロ政治家たちの集まる衆議院に対して、参議院を徹底的にアマチュアリズムの府とすることだ。国民の中から「一生のうち6年間を政治のために捧げてよい」と思う者が集まり、プロの政治家たちの決める政策をチェックし、必要ならただす。
私は参議院の被選挙権を選挙権と年齢において一致させたほうがいいと思う。(…)
この意図は、学生たちが国政に代表を送り込めるようにしたい、ということだ。
たとえば、大学ごとに、あるいは一都市の大学群が予備選挙を行う。
自分たちの代表として参議院に送り込める人物を選ぶ、ということだ。
そうすることによって若い世代の政治参加意識を高めることができるはずだ。
非現実的と思われるかもしれないが、参議院という存在はこのくらいのほうがいい、と私は思う。