テレビ番組評

コメンテーター

2010/12/28

最近、ワイドショー的な番組でも、文化人、知識人といわれるような人がパネリストとしてレギュラー的に座っていることが多い。肩書き的には、作家や評論家、大学教授などさまざまだが、総称してコメンテーターと呼ばれるようだ。

やしきたかじんの番組によると、こういう人たちがテレビに入ってくるようになったのは小泉首相が原因だという。

つまり、小泉劇場といわれるようなマスコミ迎合型政治を繰り広げたために、テレビ番組がニュースばかりでなく、ワイドショーなども政治を取り上げるようになった。そうなると、今までのような芸能人レギュラーなどだけではなかなか話題を盛り上げることができなくなり、文化人がレギュラー陣に加わるようになってきたのだということだった。

問題は、これらコメンテーターという人たちは、別に話題にのぼる分野のスペシャリストだとはかぎらないということだ。もちろん、学者などもいるわけだが、やはり専門分野がある。テレビ番組は幅広い話題を取り上げるわけだから、専門以外の分野では押し黙っていられては困る。

コメンテーター、という名前のとおり、コメントをすればいいわけで、必ずしも本物の知識にもとづいた時事解説をするとは限らない。

その結果、専門知識にもとづいた談話と、たんなる個人的な感想とが、同じ人物の口から出たりする。またいわゆる文化人は、もっともらしい顔をして語るのがうまいので、コメントの質をおしはかるのが難しくなってしまった。

面倒くさいことになったものだね。

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