映画・DVD評(洋画)

「ファイヤーウォール」をみた

2010/12/28

ハリソン・フォード主演のサスペンス・アクション映画。
主役登場と同時に「ハリソン君、歳くったなあ…」と感慨しきり。
1942年生まれだから、現在64歳か。この映画の撮影時でも還暦を過ぎている。
14歳の娘と8歳の息子を持つ父親役なのだが、雰囲気は初老。歳が離れすぎてなんとも中途半端な感じだ。

コンピュータ用語では「ファイアウォール」と書くんじゃないのかな。セキュリティのため、外部からの接続を遮断する機能(ソフトウェア)のことだ。題名で連想されるように、ハリソン演じる主人公ジャックはセキュリティの専門家で、銀行のシステム管理者だが、ファイアウォールは関係ない。

突如押し入ってきた武装グループにジャックの家族が拘束され、ジャックは犯人グループの厳密な監視下に置かれた。首領であるコックスの要求は、彼の勤める銀行の顧客口座から合計百億ドルを彼の口座に入金すること。

題名から想像されたような、セキュリティの専門家とハッカーのネット越しの息詰まる対決などではなかった。いきなり家族を人質にとられた主人公がいかに犯人グループを出し抜くか、という話なので、ファイアウォールは全く関係ない。そもそも、最初からファイアウォール内にいる人物を脅迫してるんだから。

で、ジャックの対抗手段もあまり功を奏さず、結局はいったん金を犯人たちに渡してしまう。人質の家族がジャックの目の前から消えてから、なぜかジャックの追撃がはじまる。しかし計画では、ジャックはこの時点で殺しているはずなのに、なぜジャックの家族だけ連れて逃げるんだろう。足手まといだから同時点で殺すのが普通の考え方だろうに。

追っていったジャックも、そもそも荒事などまったく関係ない人生を送ってきた男という想定なのか、突っ込んだ車の中に銃を忘れるなど、まったくなさけないアクション。それでも、なぜか対決には勝ってしまうのが不思議。

ハリソン・フォードに花を持たせるための映画という気がした。

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