映画・DVD評(邦画)

「県庁の星」をみた

2010/12/20

「踊る大捜査線」の青島刑事こと織田裕二主演映画。今度は同じ地方公務員でも、某県県庁のエリート職員を演じる。

織田演じる野村は、民間との人事交流研修で半年間とあるスーパーに派遣される。そこは、本社からリストラ対象にされ、また消防署や保健所からも目をつけられているダメ店舗だった。そこで指導係につけられたのが、柴咲コウ演じるパート店員の二宮。

県庁復帰後は大プロジェクトに携わるという希望のもと、スーパーでも役所の流儀を押し通しはじめた野村。しかし、通じるはずもない。そんな折、自分抜きでプロジェクトが進み始め、外されたことを知る。婚約者にも去られ失意の中、閉店の危機にあるスーパーの改革に力を貸してくれ、と二宮が申し出る。

すると突然、野村が実力を発揮し始める。もともと企画と文書作成の能力には長けているという設定だが、所詮はお役人。いきなり改革の旗頭に立って、うまく行ってしまうというのも、なんだかなあ。

…で、野村も、スーパーも共に変わっていくというハナシである。なんとなく伊丹十三監督の「スーパーの女」を思い出してしまう。しかし、この映画の場合、スーパーと県庁と両方を描くために、どちらも薄味に感じるのは仕方がないのだろうか。

この時間でおさめるのなら、県庁内と大プロジェクトの顛末は切り捨てて、ダメスーパーと堅物公務員の変革ストーリーに絞った方がよかったかも。

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