コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「ディア・ドクター」をみた

2010/12/07

ディア・ドクター [DVD]
ディア・ドクター [DVD]
posted with amazlet at 10.07.29
バンダイビジュアル (2010-01-08)
売り上げランキング: 1797
おすすめ度の平均: 4.0

5 最後のシーン、感動です。
3 鶴瓶なかなかやる
3 ニセ医者伊野治は善人か悪人か?
3 話の類似性
1 最初の10分で早送りしました。

笑福亭鶴瓶が主演。鶴瓶というとバラエティの顔が浮かぶが、意外と表現力をそなえた役者でもある。

鶴瓶演じる伊野は、田舎の村にある診療所の医者。
実は、ちゃんとした医学教育も受けておらず、医師免許も持たないニセ医者である。
医療機器の営業マンとして聞きかじった医学知識しか持たない伊野だが、この村では破格の収入も得、村人たちには信頼されている。
彼なりに村人たちと親密に交わり、診療所にこない人に対しても押しかけ健康診断を実施するなど、真面目に医療に取り組んでいるからだ。

村に住む老女の病状をめぐり、老女の娘である医師との対話のあと、伊野は村から姿を消す。

失踪のした伊野の後を追う刑事たちの前に見えてきたのは、彼がニセ医者だったという事実。

伊野が、なぜニセ医者という生き方を選択したのか、そのあたりがなかなか見えてこない。
かといって、村にとって彼がどういう存在だったのか、それも見えてこない。
ふわっとした終わり方。伊野が姿を消したのと同じように、ストーリーのポイントも姿を消している。

こんな感じのストーリーだったらどうだろう?

伊野は姿を消さないが、ある日ひょんなことから伊野がニセ医者であることが一部の村人たちにバレてしまう。
伊野は警察に自首すると言い出すが、村人たちはそれを押しとどめ、伊野をおいて協議をはじめる。

伊野が逮捕されると、村は無医村に逆戻りだ。
この際、伊野が無資格であることは不問に付して、このまま医者を続けさせるべきではないか、と誰かが言い出す。
いや、ニセ医者に村の医療をゆだねることは危険だ、それなら無医村のほうがましだ、という人もいる。

伊野の意志はほったらかしで、村人たちの議論は白熱する。
議論する村人たちの隙を見て、伊野は姿を消してしまう。

ニセ医者と村とのかかわりが、もうちょっと見えてくるような気がするのだが。

-コンテンツ評論, 映画・DVD評(邦画)
-, ,