どうも気になるコトバ「直撃」

10月 25, 2007 on 6:50 pm | In 平成徒然草 | 2 Comments

最近報道番組をみていてどうも気になる言葉がある。

それは「直撃」。
辞書にはこんな風にある。

ちょくげき 【直撃】
(爆弾などが)直接当たること。命中すること。
「大型台風が本州中部を―する」

とすると、「疑惑の主を直撃した」というのは、いったい何が命中したのか?

どう考えても「直接取材した」「直接インタビューした」という意味にしか思えない。
だが、そういう風にナレーションしている報道番組を見たことがない。
そらまあ、直接「あたった」のだと言われればそのとおりだが。

報道番組は、言葉の使い方を厳密にすべきだと思うのだが。
やはりここは「直接取材した」という言葉が正しいと思う。
もちろん、ある種の話題では、雰囲気で「直撃した」を使ってもかまわない。
しかし、重要なニュースではやはり「直接取材した」であってほしい。
たまに目先を変えるため「直撃した」を使う程度でとどめてほしいものだ。

それとも広辞苑第六版にはもうすでに「直撃」の意味として「直接取材すること」というのが書き込まれているだろうか?
今度書店に行ったときに覗いてこよう。

TBSは亀田問題で自己批判を展開せよ

10月 15, 2007 on 9:04 am | In 平成徒然草 | 1 Comment

日刊スポーツが報じるところによると、

 プロボクシング世界戦で亀田大毅(18=協栄)が反則を連発した問題で、亀田兄弟の試合の放送権を持つTBSが「内部分裂」の気配だ。14日放送のTBS系情報番組「サンデー・ジャポン」でコメンテーターのテリー伊藤(57)が「TBSもぬるいよね。アナウンサーも最低」と、怒りだした。同試合を担当した新タ悦男アナウンサー(33)は、内藤がバッティングで流血した場面で「このままだと亀田が勝ちますね」、最終回に大毅が反則を犯すと「若さが出ました」と露骨に亀田びいきで実況した。これまで亀田兄弟を擁護してきたテリーだが、「ふざけるな。いくら亀田を応援したいからといっても、悪いことは悪いと言わないと」とTBSの姿勢と合わせて批判した。

このほかに和田アキ子も「アッコにおまかせ」で局批判めいた発言をしていた。

問題は、これらがいずれも生放送の番組で、コメンテーターが編集権のおよばない部分で発言していることだ。

なにより、亀田一家をこれほど増長させたのはTBSの態度が大きいわけだ。
自分たちが出演を依頼したタレントたちにまで批判されることをTBSは重く受け止めるべきだ。

政界や相撲協会の問題で「自浄能力を期待する」などとコメントするくらいなら、まず「自分たちが関わった問題で、自分たちのどこがどういけなかったのか」を番組として展開してみてほしい。

今日、亀田関係者に対するボクシングコミッションからの処分が発表されるようだが、それを受けてが一番よいチャンスだと思う。

「ULTRASEVEN X」初回をみた

10月 7, 2007 on 2:16 pm | In テレビ番組評 | No Comments

大阪では、深夜3時台というとんでもない時間にオンエアされていた。
ウルトラセブン誕生40周年記念作品だという。

私は、ウルトラシリーズの中で初代ウルトラセブンが一番好きだが、それはもっぱら脚本の良さによっている。30分という短い時間の中で、いかに質の良いSFストーリーを展開するか、毎回知恵が込められていたと思う。

今回のこのシリーズは、ウルトラセブンがほぼ初代と同様の姿かたち(ややマッチョな感じはする)と能力で登場するが、どうやらその属する世界はまったく別もののようだ。 というより、初回を見ただけではこの世界がまったくわからない。現代でもなさそうだし、かといって未来的なところも希薄だ。一種のパラレルワールドなのだろうが、全貌はおろか、魅力的なところも見えない。

主人公(記憶喪失で、なぜ自分がウルトラセブンに変身するのかさえわからない) は「なぜか」初回の最後で自分がこの世界を守る(あるいは救う)ことを決意するのだ。しかし、わけのわからない世界をわけのわからない主人公が守るとか、救うとかというストーリーを見続けるテンションには私にはなれなかった。

たぶん、このシリーズはもう見ないと思う。

「手紙」をみた

10月 5, 2007 on 1:14 pm | In 映画・DVD評(邦画) | No Comments

いまは若手女優花ざかりといわれるけれど、なんといっても注目は「エリカ様」だろう。

昨今の騒動はおいといても、彼女くらい演技力とスター性の両方をかいま見せるコは他にはいない。アイドルの中で一頭地を抜いている。

手紙 スタンダード版

その沢尻エリカ出演作品。罪と償い、そして絆といった、けっこう重いテーマを扱った青春ものである。

強盗殺人で服役中の兄を持った青年直貴を山田孝之が演じる。彼は大学進学をあきらめ工場で働く身だが、中学時代からの友だちと漫才コンビを組んで、お笑い芸人になる夢を持っている。

ちょっとこのあたりでひっかかる感じがあった。普段の暗い表情と、お笑いに打ち込む時のギャップを山田が演じ切れていない感じがしたのだ。

で沢尻エリカであるが、そんな直貴に思いを寄せる少女由美子。関西弁がやや奇異な感じはしたが、うまく演じている感じはある。ただ、直貴と関わることで彼女自身も変貌をとげていくのだが、そのあたりの描写が十分とはいえない。直貴の抱えるテーマのほうが重大でそちらを描く方に力点が置かれているのだが、エリカ主体に見るファンは物足りなかろう。

正直な話、テーマが重すぎてうまくそれを活写しきれていない感じがある。特にエンドの処理にはちょっと不満が残っている。

「バッテリー」をみた

10月 3, 2007 on 12:00 am | In 映画・DVD評(邦画) | No Comments

岡山県の片田舎を舞台に、中学野球に打ち込む少年たちの姿から、友情と家族愛を描く。
さわやかな雰囲気の映画である。

バッテリー 特別編 (初回生産限定版) (あさのあつこ書き下ろし小説付)

そういえば、なぜピッチャーとキャッチャーのことを「バッテリー」というのだろう?
どこかで聴いたような気もするが、忘れてしまった。

都会から転校してきた中学一年生の巧は天才的なピッチャー。引越早々、キャッチャーの剛とめぐり合う。なんと剛はたちまちに巧の剛速球を受け止めるようになった。かくて、ふたりはバッテリーを組む。
中学に入学し、野球部に入った巧と剛は、上級生をおしのけてレギュラーの地位を奪う。それゆえに恨みを買い、闇討ちに遭う巧。
…あれだけの暴行を受けて、ピッチングに影響もなしというのはどうなんだろう?

バッテリー間の信頼関係というと、プロ野球ファンはすぐにサインプレーを思い浮かべるが、やはり中学野球ではそこまでは無理なんだろうか? やがて巧・剛のバッテリー間の信頼関係にひびが入るが、それを克服するふたり。

さまざまな要素が多く入りすぎていて、もう少し整理したらいいのではないかと思うところもある。
しかし、友情の物語としてぜひ子どもたちにも見てほしい映画だと思う。

特に剛役の子がいい。ややドカベン風で、昔のキャッチャーというイメージなのがご愛敬だが、笑顔もよく、演技もすばらしい。

日テレの巨人優勝特番

10月 2, 2007 on 9:46 pm | In テレビ番組評 | No Comments

ついさっき巨人がセリーグ優勝を5年ぶりに決めた。
(誰だよ。今年は阪神の劇的逆転優勝だって言ったのは?)

日テレはそれを記念して、優勝特番を大々的に挿入…しなかった。

ドラマの開始をほんのちょっと遅らせて、わずか10分ほどの速報を入れただけ。
巨人の扱いも悪くなったもんだよなぁ…。

「大帝の剣」をみた

10月 1, 2007 on 12:00 am | In 映画・DVD評(邦画) | No Comments

おバカなSF時代劇だ。

大帝の剣

遙か昔地球に落下した謎の金属オリハルコンで三種の神器が形作られた。そのうちのひとつが「大帝の剣」である。三種の神器をすべて揃えると世界を思いのままにすることができるといい、徳川家康も部下を派遣して探させているという。

「大帝の剣」を持つのが阿部寛演じる万源九郎である。日本に渡った黒人の孫という設定なのだが、少年時代とあまりに容貌が違いすぎるぞ。

三種の神器を狙うのはもうひと組。アメーバ状の宇宙人たち。彼らは地球の動物の体内に侵入して不思議な能力を備えさせる。一方は長谷川京子演じる豊臣の忘れ形見に憑依し、もう一方は憑依する相手を乗り換え怪物化させつつ三種の神器を奪いにくる。このあたり「二十億の針」そのものだ。

夢枕貘の原作だが、まあこのテのストーリーはキライではない。料理の仕方しだいではあるが。

監督は堤幸彦。あえてB級、いやC級映画を狙ったフシがあるが、見事にこけてる気がする。せめて「トリック」風にやっておいてくれたら、という気がした。

江守徹のナレーションが過剰すぎ。どうせやるなら講談調にでもしておけばよかったのではないか。

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