「デジャヴ」をみた
8月 23, 2007 on 9:24 am | In 映画・DVD評(洋画) | No Commentsサスペンスものかと思ったが、実質的にはタイムトラベルによる過去改変テーマものだった。
ニューオーリンズでフェリー船が爆破され、500名を超す死傷者が出る。
それを捜査している最中に、奇妙な女性の死体が発見された。
一見爆破の被害者に見せかけてはいるが、実は爆破以前に殺されていたと思われるのだ。彼女と爆破テロとの関係は?
捜査官カーリンの前にあらわれたのは、なんと米国政府が極秘で開発していた「四日半前の映像を見ることが できる」装置。カーリンたちはこの装置を使って、殺された女性の生前の姿を監視することになる。
この装置(その正体は後半になって明らかにされるのだが、タイムトラベルものであるという時点でわかると思う)監視する場所、アングルなどは自由になるのに、監視できる時点は四日半前に固定されているという不自然さ。最初にはデータ量があまりに 膨大なためだと説明されるが、まあ誰が考えてもおかしな説明だな。
で、最後にはカーリンが過去改変に出発するのだが、映画の場合はこうなったらほぼふたつの結末しかないように思う。
ひとつは確定的な結末。過去改変の試みじたいが歴史に読み込まれていて、結局過去は変わらなかった、という運命的な奴。
もうひとつは、だいたいパラレルワールド的な説明がなされるのだが、過去改変の試みが成功に終わり、メデタシメデタシというわけだ。この作品がどちらの結末であるのかは、実際にみてもらうことにしよう。
「ナイトミュージアム」をみた
8月 16, 2007 on 8:27 am | In 映画・DVD評(洋画) | Comments Off最近よくある「ロードショー時のTVCM以上でも以下でもない」映画のひとつ。
自然史博物館の夜警に雇われたラリーは、その秘密を知ってしまう。秘密とは、夜ごとに博物館の展示品が、骨格模型も剥製も蝋人形もミニチュア人形にいたるまで生命を得て動き出すことだった。まあ、そこまではTVCMを見たらわかること。
着想は悪くはない。CGや特撮をフルに使って面白い映像も作っている。だが、それだけだ。だから、なんなの?
ひたすら着想を広げるばかりで、ストーリーはさほど面白いとは思えない。虚実とりまぜた、面白さを構築できなかったというのかな。
それにしても、自然史博物館のわりには、歴史的な展示が多すぎるような気がするが…。
この博物館、入場者数が伸び悩んで経営の危機という設定だが、私なら夜間公開に踏み切るな。押すな押すなの混雑になるはずだ。
「ハッピーフィート」をみた
8月 14, 2007 on 7:01 pm | In 映画・DVD評(洋画) | Comments Off3DCG動物主人公シリーズ、今回はペンギンが主人公。
皇帝ペンギンは、歌を唄って求愛をするという設定。従って、歌を唄えないと配偶者を求めることができない。ところが、歌が極端に下手なペンギンが生まれた。歌が唄えない代わりに、器用に足を動かしてタップダンスを踊る。だが、それは歌を重視するペンギンの文化からすると異端だった…。
はて。ペンギンって鳴く鳥だったっけな?
ペンギンというのは、不思議な生き物だ。鳥類にもかかわらず二足歩行するし、飛べない。誰だったか「女の子に『ペンギンって何類?』と聞いてみな。クビを傾げるから」と言っていた。
ペンギンたちは餌である魚がとれなくなって困っている。実はそれは、南極圏に侵入してきた人間たちの仕業だった。主人公は、人間たちを追っていき、ついには捕獲されて動物園に入れられる。
この人間たちのパートだけ、実写が使われている。面白い。
「それでもボクはやってない」をみた
8月 13, 2007 on 7:07 am | In 映画・DVD評(邦画) | Comments Off法治国家の恐怖。
痴漢の冤罪をかけられた青年が、裁判でいかに自身の無実を主張していくか、という物語だが、淡々と恐ろしい物語が綴られていく。
青年は自分の無実を知っている。だが、誰が彼を罪に陥れたのかは、容易にわからない。被害者に悪意はない。警察・検察の取り調べは最初から彼がやったものと決めつけた一方的なものだった。しかし、何がそうさせたのかはわからない。「大事なことは無実の人を罰しないことです」と語った裁判官は左遷され、事務的に裁判を取り扱うタイプの裁判官が代わりに裁くことになる。
「警察、検察が有罪だとしたものを、裁判官が無罪とすることは、いわば国家に対する反逆だ。相当な能力と勇気が必要とされるんだ」という言葉が作中にある。
裁判官についての問題が時々メディアに登場することがある。学生から司法修習生を経て任官し、以降は一般社会とは無縁の生活を送っている裁判官が、はたして社会のさまざまな問題を裁くことができるのか、という指摘である。常時200件もの裁判を抱え、裁判の処理能力を成績として評価されている、という事情もある。
やがて裁判員制度が施行される。一般人が裁判に参加するというわけだが、最初は凶悪事件などに限定されるという。本当はこのような痴漢冤罪事件や、行政訴訟などに一般人を参加させたほうのがいいのではないだろうか?
だがその裁判員として、痴漢にあった経験のある女性や、痴漢に反感を持っている人物が当たった場合、はたして被告に対して冷静な判断を下すことができるのか?
「人が人を裁く」ということの難しさ、恐ろしさを感じさせる作品だった。
「シュレック3」をみた
8月 10, 2007 on 9:15 am | In 映画・DVD評(洋画) | Comments Off三部作のジンクスというのがあって、最初の作品がたいてい一番面白く、後ろに行くにつれてつまらなくなる。「マトリックス」三部作などが典型。
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最初の「シュレック」はけっこう面白かった。
沼地に隠れ住む醜い緑色の怪物を主人公として、無理やり騎士よろしくお姫様を救いに行くシチュエーションに陥れる。その背景に、おとぎ話の登場キャラクターたちへの迫害という、童話をひっくり返したような設定があった。
三作目にもなると、もうそのシチュエーションをどう使って、なんとか話を作るのに必死になっている。見ながら「もうちょっと面白くならないのかなあ…」と悲しくなってくる。
ダウンタウンの浜田や藤原紀香が声の出演をしているのも、もう新鮮味はなくなって、緑色の怪物が関西弁を話している違和感だけが目立ってくるなあ。
これって、メイン観客は子どもなんだろうか? ヘンに大人向けな感じがするんだけど。
朝青龍問題で聞こえてこないこと
8月 3, 2007 on 6:53 pm | In 平成徒然草 | Comments Off横綱・朝青龍の問題が毎日メディアをにぎわせているようだが、どうも聞こえて来ないのが気になることがある。
それは「本当に仮病だったのか?」ということだ。どうやら、すでに仮病だという前提で報道が進んでいるようだが、医学的見地からちゃんと解説した報道はまだあまり見かけない。
相撲をとれる状態だったのに、意図的に仮病を使って巡業を休んだとすれば今の処分ですら軽いと思われる。逆に相撲はとれないが、あの程度のサッカーはできる、という状態がありえたのなら、釈明が可能だ。
この点、報道では明確になっていないのではないかと思うが、どうだろう?
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