ソニーの動画投稿サイトeyevio(アイビオ)
4月 27, 2007 on 7:23 am | In ネットと映像の関係論 | 1 Comment本家本元のYouTubeですらビジネスモデルが見えないのに、これほど活発にサービスが立ち上がってくる分野は本当に珍しい。それだけ、いろんな人がネット上の動画に期待をかけているということだろうか。
asahi.comが伝えるところによると
ソニーは、国内で新たなインターネットの無料動画投稿サービスを27日から始める、と発表した。ソニー製品に限らず周辺機器と連携できる点や、著作権違反の常時監視を売り物に、多数の違法作品が問題視される米動画投稿サービス大手ユーチューブに対抗する。
新サービスは「eyeVio(アイビオ)」。「AVC」と呼ばれる高品質の画像圧縮方式を採用。携帯電話からの投稿が可能で、動画再生機能付きの携帯型音楽プレーヤーに移して持ち運ぶことができる。投稿作品には、知人など特定の人だけが見られる閲覧制限をつけることもできる。
ソニーグループとしては、米国の会社でGrouperを買収したはずだが、それとはまったく別のサービスらしい。
利用は無料で、雑誌との連携企画などによる広告収入を見込む。実績をみたうえで、海外展開も視野に入れるという。
国内であれば、それなりの採算性は確保できるという見込みだろう。
何よりソニーにはAV製品との連動性という武器がある。
携帯からの直接動画アップロードはもちろんのことだが、VAIOに簡単アップロードツールを仕込むとか、ビデオカメラが無線LANにつながって周辺機器を必要とせずに直接アップロードできるようになる、といったアイデアもあるのではないだろうか。
ただ、問題はこれら投稿サービスがすべて「他人のふんどしでとる相撲」であることだ。結局のところ、ユーザーが投稿してくるコンテンツがすべてであり、投稿ユーザーの数はそんなに急激には増えないと思う。
これからの動画投稿サービスは、コンテンツをつくるユーザーをどれほど増やせるか、が重要なのではないかと思うのは、私だけだろうか?
Jalipo
4月 23, 2007 on 4:36 pm | In ネットと映像の関係論 | Comments OffITmediaの『「YouTubeの代替」目指すJalipo立ち上げ』によると、
高品質のテレビおよびビデオコンテンツの新たなオンライン配信ネットワーク「Jalipo」が4月16日、BBC WorldやAl Jazeera Englishなどのパートナーとともに立ち上げられた。YouTubeの代替選択肢を目指す。
Jalipoは、ライブイベントやビデオ・オン・デマンドをオンラインで視聴したいコンシューマーに、都度払いクレジットサービスを提供する。ソニー欧州法人の元社長クリス・ディアリング氏が同社の会長を務める。
(…)
「もっとユーザーフレンドリーな――権利を維持しながらオンラインでコンテンツを販売できるという意味だ――ビデオ購入方法を作り出したい」とアレックス・テイラーCEOはReutersに語った。
なかなか面白そうだが、はたしてYouTubeを駆逐するところまで行くかどうか。
無料で見られることに慣れてしまったコンシューマーを、たとえ正当な価格とはいえ、有料で購入させるようにすることは簡単ではないと思うのだが。
MicrosoftのSilverlight
4月 17, 2007 on 4:30 pm | In ネットと映像の関係論 | Comments OffYouTubeをはじめ、Adobe(もとはMacromediaであるが)のFlashを使った動画配信が全盛であるが、さすがに独り占めはさせないということで対抗馬が登場した。
Japan.internet.comが伝えるところによると、
Microsoft (NASDAQ:MSFT) は16日、複数のプラットフォームにまたがってコンテンツを配信できるようにするプラグイン『Silverlight』を発表した。同社はこの発表により、Adobe Systems (NASDAQ:ADBE) に対し、リッチ インターネット アプリケーション (RIA) 市場をこのまま独り占めにはさせておかないと警告した格好だ。
Silverlight は、RIA、2D および 3D グラフィックス、テキスト、アニメーション、ビデオといったものを幅広い形態のプラットフォームに配信するための、クロスブラウザ、クロスプラットフォームのプラグインだ。潜在的な市場としては、ストリーミング ビデオ、P2P ファイル共有、広告配信などが考えられる。
そもそもFlashがここまで普及したのは、配信コンテンツの品質もあるが、ほとんどの場合Webブラウザにインストール済みであることが大きい。Microsoftがいかに力を入れようと、インストールというプロセスを避けることはできないのが辛いところだ。
しかし、ライバルがいることはいいことで、両者競い合ってくれることによってユーザーにはメリットがもたらされることは間違いない。
ところで、かつてMicrosoftとライバル関係にあったRealMediaはどうなったんだろう?
Yahoo!ビデオキャスト
4月 13, 2007 on 7:14 am | In ネットと映像の関係論 | Comments Offついに、まだ動いていなかった最後の巨人が動いた。
CNET JAPANが伝えるところによると、
ヤフーは4月12日、動画投稿サービス「Yahoo!ビデオキャスト」ベータ版を開始した。デジタルビデオカメラや携帯電話で撮影した動画を公開したり、公開されている動画を視聴することができる。
なんとなく、今さらという気もする。
他がやるから、仕方なくという感じもある。
対応する動画のフォーマットは多彩だが、1度にアップロードできるファイルの容量は100MBまでで、保存できる容量の合計は500MBと、物足りない感じだ。
何より、ヤフーならではと思わせる部分がない。ヤフオクと連動させるとか、もっといろいろな工夫が必要だったのでは?
2007年は、動画投稿サイトのビジネスモデルが問われる時期がやって来そうだし。
海上自衛隊のPV
4月 12, 2007 on 9:39 am | In 平成徒然草 | 1 Comment海上自衛隊が、戦隊ものを模したPVを作成している。
Garbagenews.comの「戦隊モノのノリな海自プロモビデオ、陸自や空自も腰を抜かす」でも紹介されているが、
【海上自衛隊】では3月6日から街頭ビジョンで30秒スケールの海自隊員勧誘コマーシャルを放映、同時期から【海自公式サイト内動画配信コーナー】でも閲覧を可能としている。その内容が「奇抜」だとして、海自内外から注目を集めているのだという。いわく、「陸自と空自の幹部も『あんな奇抜なものは、うちではとてもできない』」とのこと。
みた見た。官庁が作ったPVとして、奇抜といえば奇抜かもしれない。
なにしろ、
「海上最強 鋼鉄の城! ゴエーカーン」、対潜哨戒機を操るパイロットが「千里の目を持つ 天空の狩人! ショーカイキ!」
なんである。
ただ、ちょっとひと目は引くものの、イメージアップとか、海上自衛隊に入隊する気になるとか、そういう意味のものではない。
あくまで、街頭で「えっ?」という程度のものである。
【読売新聞】の報道によると、このコマーシャル動画は海自としては初めて企画競争入札を導入誌、広告会社や映像作成会社など10社のアイディアの中から採用した案を元に、350万円ほどをかけて制作したという。海自幕僚長も「これからの時代は、我々年寄りの感覚よりも、若い世代の視点でやった方がいい」とコメントしているという。
若い世代の感覚でもないと思うけどな。
遊び感覚という意味では、思い切り遊んでいる。
税金を使って遊んでいる。
それがいいのか悪いのか、私にはなんとも言えない。
タツノコプロ
4月 11, 2007 on 7:43 am | In コンテンツの育て方 | Comments OffCNET JAPANが伝えるところによると、
インデックス・ホールディングス(インデックスHD)と、タカラトミー 、竜の子プロダクション(タツノコプロ)は4月10日、3社による共同出資の新組合「TCC有限責任事業組合(LLP)」を設立した。
(…)新組織を中心に実写・アニメのリメイクを問わず、効率的に新規映像化のプランニングや、許諾業務が行われる。
(…)また、今回の新組織設立を通じて、タツノコプロが著作権を保有する往年の人気アニメーション「ヤッターマン」と「科学忍者隊ガッチャマン」の実写映画化が決定。今後は、映画から派生する商品やゲーム、モバイルでの映像配信などの事業をインデックスグループを中心に展開していく方針。
「ヤッターマン」と「科学忍者隊ガッチャマン」の実写映画化、かぁ…。
なんとなく、最近のハリウッド映画の動向に近いものを感じる。
アメコミの実写映画化ばかりだからなぁ…。
なぜ、アニメで再映画化ということにならなかったんだろう。
「16ブロック」をみた
4月 9, 2007 on 8:41 am | In 映画・DVD評(洋画) | Comments Offこのところ、CGIで作られた特撮アクションばかりみていたので、昔ながらの普通のアクションが新鮮に感じた。
ブルース・ウィリスが刑事に扮するのだが、ブルースのキャラクターはなんとなくいつもと違う。精悍さがなくて、疲れた感じの中年の刑事。おまけに足が不自由だ。長時間の勤務があけたばかりにもかかわらず、上司から任務を押しつけられる。証人を裁判所まで護送するだけだから、と。裁判所までの距離は16ブロック。これが題名の由来。
この証人が黒人青年なのだが、どうやら警官たちの悪事の証拠を握っているらしい。ブルース扮するジャック刑事の同僚たちが追ってくる。どうやら上は分署長まで関与しているらしいのだ。
日本でも裏金づくりとかあったけど、まさか人を殺すまでは行かないだろう。
かくて、ジャックは証人とふたりで逃げまどうことになり…。疲れはてた身体を奮い立たせて、それでも知恵と腕をふるって、証人を守り、悪徳刑事たちを相手にアクションを繰り広げることになる。その動機の裏には、彼自身の過去があった。
ラストシーンが、ちょっとほっとさせてくれるところがいい。
政見放送動画投稿は削除対象?
4月 6, 2007 on 7:32 am | In ネットと映像の関係論 | Comments OffSankei Webが伝えるところによれば、
8日投開票の東京都知事選で、特定候補の政見放送がインターネット上でコミカルに投稿され“見放題”の状況になっている問題で、東京都選挙管理委員会は5日、「選挙運動上の公平性に欠ける」として、動画投稿型サイトを運営する米国の管理会社「YouTube(ユーチューブ)」に対し、メールとFAXで削除要請を行った。
(…)
この候補は、過激な発言や風貌(ふうぼう)、しゃべり方が話題となり、アニメやBGMと組み合わせたものなど、大半がコミカルに取り上げれていた。関係者によるとアクセスは数十万回に上っている。
あの人だな。私も見たことがある。
候補者は毎日のように街を回っているのに、なぜ政見放送のネットへの露出を制限するのか?
要するに公選法上にネットについての規定がないのが理由なんだろう。検討しようとすると、ネットに疎い高齢有力議員が反対するからという理由で決まらないのだと聞く。
むしろ政見放送は、選管みずからいろんなサイトに貼り付けてもらえるよう、エンベッドしたものを提供すべきだと考える。投票率の向上にも役立つのではないか?
参考ページ:GIGAZINE「東京都選管がYouTubeに政見放送の削除要請、その問題点とは?」
ローラーコースターで地価の上下を表現する
4月 5, 2007 on 10:24 am | In 映像表現の研究 | Comments Offpop*pop「米国の不動産価格推移をローラーコースターで表現した映像」
1890年から現在までの米国の不動産価格の変化をローラーコースターで表した映像が紹介されていました。
その年代に流行っているものが横に表示されたり、その当時流行っていた音楽なんかを流してくれるとさらにエキサイティングかもしれません。新しいデータの表現手法としていかがでしょうか。
たしかにユニークだが、わかりにくいな。
画面左下に時々年号が出るのだが、それを見ているとメインの画面の動きがおろそかになる。
レールの横に立て看板でも立てておくのが一番わかりやすいと思う。
それにしても、横にひねられるのは何の表現だろう?
ただ、グラフをコースターに見立てて乗る、というのは面白いと思うし、アレンジしたら使える手法かも。
エディウスJは小学校に受け入れられるのか
4月 4, 2007 on 5:30 pm | In 映像文化を語ってみる | 1 CommentAV Watchで映像系エンジニア/アナリストの小寺信良氏がカノープス社の編集ソフト「エディウスJ」の紹介記事を書いている。
小寺信良の週刊「Electric Zooma!」『第301回:文教に注目した編集ソフト「エディウスJ」~ マニュアルなしで簡単操作は本当か ~』
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070404/zooma301.htm
このエディウスJは単なるコンシューマー向け編集ソフトではなく、学校教育を狙っているという点で、はじめての製品だ。それも専門学校とかではなく、小学校からの映像教育向けの製品だ。
このソフトについては私は触ったこともないので評価しにくいのだが、とにかく新しい映像教育の扉を開く製品として注目はしている。はたしてどれくらい小学校に導入されるのか、興味が深いところだ。
ただ現実問題としては、PCはまあ学校にあるとしても、ビデオカメラはあるのか、そもそも映像づくりについて教えられる先生がどれくらいいるのかなど、非常に難しい問題はあると思うが。
ただ、映像づくりが学校教育に取り入れられることには大賛成であるし、新しい映像世代が生まれるという期待もあるところだ。
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