「やわらか戦車」はすごい
2月 28, 2006 on 8:39 am | In ネットと映像の関係論 | Comments Offメディアとしての通信と放送の融合は、進むやら進まないやら全然わからない状況なのだが、その一方でコンテンツレベルではネットと映像は蜜月関係に入ったといってもよさそうだ。
ITmedia+Dモバイルの『「やわらか戦車」って何だ? ネット発コンテンツの新潮流』を読んで、すごいクリエーターもいるものだ、と感心した。
「くわがたツマミ」に「やわらか戦車」――。こう聞いただけでは、なんだそれは? と思う人間も多いだろう。しかしこれらは確実に“知る人ぞ知る”存在になっている。
上記はいずれも、クリエイターの「ラレコ」さんが制作、Web上で公開したFlashアニメのキャラクター。ブログなどを介して口コミで広まり、一部で有名になった。
ちなみに、下記のページから見ることができるから、ぜひご覧いただきたい。
「くわがたツマミ」
「やわらか戦車のブログ」
この「ラレコ」さんのどこがすごいかというと、まずすべてひとりで制作しているというところだ。それでいて、ちゃんと短編アニメーション作品にまとまっている。絵と音とストーリーのバランス感覚が素晴らしい。
ひとりで制作する作品というと、どこか得意な分野が突っ走っている感じがあるものだが、「ラレコ」さんの作品はすべての要素が支え合って、独特の脱力的世界を形作っている。
特に、自ら作曲し歌い声優までつとめる音の部分がクローズアップされているようだが、独特のキャラクター設定やきっちりと描かれた絵がなければ、この作品は成立しないと思う。
Flash作品だが、オールドムービー風のエフェクトまで入った立派な映像作品になっている。
これでLivedoorネットアニメに気づいて他の作品も見てみたのだが、非常にレベルの高い作品がいくつも見られるのには感心した。
こうした短編アニメーションは、なかなかお金につながらないと思うのだが、なんとかしてスポットを当てたいものだ。
電気用品安全法に思う(その1)
2月 27, 2006 on 11:57 am | In 平成徒然草 | 1 CommentITmediaに小寺信良氏の「電気用品安全法は「新たなる敵」か (Side B)」が掲載された。
PSE法(電気用品安全法)の背景について詳細な解説をしていただいているのでありがたい情報であるとともに、思ったほど踏み込んではもらえず不満な部分も多い。
とりあえず気になった部分。
1つは、それほど古くないものの中古流通で、まだ使えるのに勿体ない、というリサイクルの流れに沿った層。メーカーが中古市場を潰して新品を寄り多く売りたいんだろう、と考える向きもあるが、実態はその逆である。
メーカーでは、まだ使える製品でもそれを下取りしてくれる市場があって、新品にどんどん買い直してくれるという現在の製品サイクルに満足している。大手量販店に中古買い取り事業をも行なっている例が多いのは、製品買い換えサイクルを促進する狙いがある。中古流通の受け皿があることは、メーカーにとっても販売店にとっても、メリットがある話なのである。
この話の情報もとはどこなのか、差し支えがなければ明示していただきたいが、いずれにせよこの部分はあまり成立しないと思う。
話としてはこのとおりであろうと思うが、これは「比較的新しい中古品の流通市場」の話だろうと思う。家電製品であれば、通常耐用年数は5年程度とされているので、そのくらいまでの中古品である。
ところで、PSE法は2001年に施行されているので、その頃に製造された製品からはPSEマークがついている。つまり今回の猶予期間終了後も問題なく中古販売ができるわけだ。
だから、今回の猶予期間終了によってメーカーにとってのメリットは阻害されない。
ところが、今回中古販売ができなくなる5年より古い製品の場合は話がちがう。メーカーとしては、それくらい古くなった中古品を買うのをやめて、新しい中古品か、もしくは新品を購入して欲しいのじゃないだろうか。
とりあえず、ここは指摘しておこう。
今回のPSE法の問題はふたつだろうと思う。
その1「電気製品にだって文化を支えている部分がある。新品が製造されなくなっても、文化を生み出すためにその機器を必要とする人たちが存在するのだ。中古販売を禁止することによって、文化の発展を阻害することになる」という問題。
先週月曜日の朝日放送関西ローカル番組「ムーブ!」でコラムニストの勝谷誠彦氏は「オレはいまだに親指シフトのワープロを執筆に使っている。もう生産されていないから中古販売店を探して入手しているのだ。それはオレの文化なんだ。この中古販売禁止でオレの文化を否定する気か!」と発言していた。
同様の問題は、音楽、映像の分野にも数多く存在する。
その2「2001年に施行して5年の猶予期間を待ったといっても、その周知徹底は不十分だった。結果、今になって禁止ということを知った中古販売店などは対策をできていない。この混乱をどう収拾するのか」という問題。
個人企業のリサイクルショップなどでは、すでに仕入れてしまったPSEマークなしの商品をどうすればいいのか、途方に暮れているところもあるようだ。不法投棄などの問題も今後起こってくることだろうと思われる。
この問題に関しては、いろいろな立場から意見が飛び出してきていて、いまだにこのブログにもトラックバックを次々といただいている。
もう少し考えてみたいのだが、大事なのは、中古販売禁止を撤回させるなり、法規をすり抜けて中古販売を続ける方法を見出すなり、いずれにせよ対策をしているうちに販売すべき中古製品が廃棄されてしまうことのないように、すばやい出口を提示することだろう。
法律は撤回させたが、売買すべき中古製品はなくなってしまった、では何にもならないのだ。
「SHINOBI」をみた
2月 27, 2006 on 9:24 am | In 映画・DVD評(邦画) | Comments Off忍者、忍法を描くのには二通りある。
ひとつは合理性を重視し、いかにも存在したようなかたちで描くやりかたで、たとえば白土三平などはこちらのタイプだと思う。
もう一方は条理を逸した不可思議な術として描くファンタジー的なやりかたで、こちらの代表は山田風太郎だろう。この映画は、山田風太郎の「甲賀忍法帳」が原作である。
お互いを宿命の敵とする伊賀・甲賀の隠れ里の跡継ぎである若者たちを主人公としたロミオとジュリエット的シチュエーション。今をときめく、といっていいだろう、仲間由紀恵とオダギリジョーの主演作品である。主題歌は浜崎あゆみだし、いかにも当ててやろうというのが見え見え。
登場する忍法は、山田風太郎が描いたような、超能力、異常体質をベースとしたもので、これが徳川家康の命によって五対五の決闘を行うこととなる。
正直、忍法対決、恋愛模様、どちらをとっても薄味。これはすごいと思えるような部分はなかった。山田風太郎の小説のほうがずっとインパクトがあると思う。
SHINOBIの下に英文の副題がついているので、なんだろうと目をこらしてみたら、”HEART UNDER BLADE”。刃の下に心…って、忍の文字の説明やん。
「釣りバカ日誌16」をみた
2月 26, 2006 on 8:10 am | In 映画・DVD評(邦画) | Comments Off「釣りバカ日誌」は、たしかにハマちゃんが主人公だが、スーさんも副主人公だといえると思う。過去の作品でも、ハマちゃんの活躍ぶりはいつもだが、スーさんの活躍にはバラつきがある。スーさんが活躍する「釣りバカ日誌」はおもしろい。
最近の作品は、三国連太郎が高齢になってきたせいか、スーさんがあまり活躍しないのが残念だ。この16でも、スーさんとハマちゃんの絶妙の掛け合いが少なかった。見どころのひとつなのに。
冒頭、鈴木建設の社歌で入るのはおもしろい。社員全員が斉唱しているあたりもケッサク。一部ではなく、フルコーラス歌いきったのも見事。
暴行事件で現在謹慎中のボビー・オロゴンが出ている。といっても、ボビーのおもしろさは映画では生かせない。結局話題づくりでしかなかったのかな。どこかで「カメラのまわっている時より、まわっていない時のほうがおもしろかった」という話を聞いた。
ヒロインは伊東美咲。恋人役の金子昇との結婚話だが、美咲は大根だから(足のほうではない、役者のほう)あまり情感は伝わってこないなあ。
毎回楽しみにしているのに、ハマちゃんの宴会芸があるのだが、今回は美咲の父役の尾崎紀世彦との歌で終わってしまったのは残念だったね。全体的に残念が目立つ作品になってしまった。
三国連太郎が年齢のせいで今後もこの程度の活躍だとしたら、誰かハマちゃんと対になるニューキャラクターを投入して、シリーズ構成そのものを強化したほうがいいね。
PiTaPaとケータイと映像配信
2月 25, 2006 on 10:10 am | In コンテンツの育て方 | Comments OffPiTaPa(ピタパ)カードに申し込もうと思って、申込書をもらってきた。
近畿圏の人しかピタパはご存じないだろう。
ピタパというのは、阪急電車をはじめとする京阪神の私鉄用のICカードである。定期入れに入れたままでICカード対応自動改札機に触れるだけで改札を通ることができる。料金は後日引き落としとなる。
ちなみにJR西日本ではICOCAというICカードを提供しているが、これはプリチャージ式である。(JR東日本のSuicaに相当する)
ちなみになぜ今時期ピタパに申し込もうと思ったかというと、ピタパが2月から大阪市営地下鉄などで使えるようになったからで、私は阪急沿線に住んでいるため阪急と地下鉄でおおかたの用が足せるからだ。
で、申し込み書を読んでいたら、「PiTaPaグーパス」という情報配信サービスがあるらしい。改札機を通るたびにケータイに情報が届くという。
なるほど、改札を通ったということはある地域に入ったということだから、その地域に限定した情報を配信できるということだ。
ちなみに「あんしんグーパス」という子ども用のサービスがあって、子どものピタパが改札を通るたびに親のケータイに通過情報を送ることもできるそうだ。
そこで思いついたのだが、グーパスとケータイ動画配信を組み合わせて、こんなサービスはどうかな。
ピタパである改札を通ったことが検知されたら、その人のケータイに地域限定の動画CMを送るのである。そのCMを見たら、ピタパから少し料金が割り引かれる。
CMとしては、その地域にある店舗などが広告主になれる。都心なら映画情報などでもいいだろう。映画の予告編のあとに、その地域での上映館と上映時間を告知するのだ。また、その日のイベント情報とか、雑誌情報などでもいいだろう。待ち合わせとか、電車待ちの時間などに見られる程度の時間、30秒くらいが望ましい。
CMをみないで次の改札を通ったら、割引はされない。だから、次の電車に乗るまでにCMは見るだろう。ユーザーとしてもインセンティブがあるわけだ。
これ結構いけそうに思う。ピタパ事務局の人、もし実施するんなら連絡ください。
「チャーリーとチョコレート工場」をみた
2月 24, 2006 on 8:51 am | In 映画・DVD評(洋画) | Comments Offティム・バートン監督作品。ティム・バートンの作品ではいつもともいえるが、これまた不思議な世界(不思議な工場?)を描く映画である。
気味悪いっちゃぁ、気味悪い。おもしろいっちゃぁ、おもしろい。
チャーリーは貧しい家に生まれた少年。
チャーリーの家からほど近いところに、ウィリー・ウォンカの経営するチョコレート工場がある。
チャーリーの祖父も昔そこで働いていたが、今は誰も雇わずにひたすらチョコレートを生産していて、その中は誰も見たことがない。
そのウィリー・ウォンカが、世界で売られているチョコレートのうち5つだけに、チョコレート工場へ子どもたちを招待する黄金のチケットを同封したと発表した。
幸運にもそのチケットを手にしたチャーリーは、他の4人の子どもたちと一緒に、チョコレート工場を訪れる。
というようなストーリーはどうでもいいような映画。要は、そのチョコレート工場の中がどんなイメージになっているのか、ということだけが大事なのだ。
で、それは見ていただくしかないのだけど、もちろん普通の工場ではない。というよりいわゆる工場というようなものではない。もうちょっと工場らしいほうがおもしろかった、とワタシは思うのだけど。だって、子どもたちの見学コースでは、どんなふうにチョコレートが作られているのか、わからんかったもんな。
ウンパ・ルンパがみんな同じ顔をしているのが怖かった。
政府の知的財産戦略本部コンテンツ専門調査会の提言
2月 23, 2006 on 9:58 am | In コンテンツの育て方 | Comments Off政府も、何かしらコンテンツを育てるための方策を探っているようだ。
ITmediaニュースによると、
政府の知的財産戦略本部コンテンツ専門調査会はこのほど、デジタルコンテンツ振興に関する提言を決めた。「ユーザー大国」「クリエイター大国」「ビジネス大国」の実現に向け、IPマルチキャスト放送に向けた著作権法の改正や、ユーザーの視点を盛り込んだコピープロテクト技術の導入、クリエイターに適切な利益を配分できる仕組み作りなどを提案している。6月にまとめる「知的財産推進計画2006」に反映させる。
この提言に関しては、知的財産戦略本部コンテンツ専門調査会のサイトから、PDFファイルがダウンロードできるから、興味のある方は見ていただきたい。
(いくつものPDFファイルにわかれていて不便だが)
最初の書類の中では「11の提言」があげられていて、そのうち以下の4つの提言がクリエーターに関するものである。これが「クリエーター大国」だという。
提言5 クリエーターの能力発揮を支援する
提言6 クリエーターが適正なリターンを得られるようにする
提言7 コンテンツ分野における人材育成を図る
提言8 デジタルコンテンツに関する研究開発を促進する
たいへんもっともな文言が並んでいるが、いまいち具体的な方策がわからない。
2番目の書類「デジタルコンテンツの振興戦略」という文書によると、
お役所言葉がちりばめられてはいるが、おぼろげにわかってはくる。
ただし、本当に何をするのか、どんなルールを決めるのかは全然わからない。
提言5の「クリエーターの能力発揮を支援する」とは、
(1) IPマルチキャスト放送事業者による放送コンテンツの創作
(2) インターネットを使ったコンテンツの発信
(3) 再利用による創作活動促進のための制度の整備
(4) 資金調達のための関係法制の整備
である。資金調達はともかくとして、他はあんまし能力発揮と関係ないような気もする。
また提言6の「クリエーターが適正なリターンを得られるようにする」とは、
(1) デジタルコンテンツにおける公正かつ透明な契約履行
(2) 契約における自主基準やひな形の策定・見直し
(3) ヒットに応じた報酬を得られる契約方式の導入
である。とかく契約という文言が目立つ。
クリエーターはどこかの企業と契約しないとカネを得ることができない、と決めつけているようだな。
提言7の「コンテンツ分野におやける人材育成を図る」とは、
(1)大学等における教育の推進
(2) 人材育成に関する産学連携
(3) 育成されたコンテンツ人材の活用
(4) 創造性を高める教育の推進
(5) エンターテイメント・ロイヤーの育成
だという。エンターテイメント・ロイヤーってなんだ?
提言8の「デジタルコンテンツに関する研究開発を促進する」とは、
(1) コンテンツに関する技術開発の推進
(2) 融合人材の育成
(3) 産学連携の促進と研究成果の周知徹底
だそうだ。融合人材とは、高度なデジタルコンテンツの表現技術を使ったり、自ら技術開発したりできるクリエーター等、とある。なんで融合?
とにかく、特にこれは困る、とか、間違っていると指摘できるような部分はない。足りない部分はたくさんあると思うが。
政府がこうしていろいろな方策を探って具体的な政策を決定してくれるのは嬉しいことだ。ただし、これはあくまで提言であって、実際にこの中のどれくらいが現実的な政策に反映するのかはわからない。「知的財産推進計画2006」を注意してウォッチングしたいと思う。
とりあえず今回はご紹介のみ。
私の意見は、もうちょっと考えがまとまった段階で記そうと思う。
ただ、ひっかかったことがひとつ。
なぜ「デジタルコンテンツ」を振興せねばならない?
というか、コンテンツにデジタルであるか、アナログであるか、は関係ないんじゃないの? メディアはデジタル化が必須であるとしても、コンテンツにデジタルもアナログもないんじゃないかと思うけど。
代議制民主主義をやめよう
2月 22, 2006 on 1:42 pm | In 平成徒然草 | Comments Off「電気用品安全法(PSE法)」を扱ったエントリに、どんどんとトラックバックがついてきている。どうやらネット中で話題になってるようですな。
とりあえず今は、ITmedia+D LifeStyleに小寺信良氏が書いている「電気用品安全法は「新たなる敵」か (Side A)」というコラムに注目している。このコラムにPSE法の趣旨とかいろいろ書いてあるので、ぜひ読んでみてほしい。
私の個人的意見は、近くこのコラムの続編(Side B)が掲載されてから、考えをまとめて書こうと思っている。
というようなことを考えるにつけ、やはり代議制民主主義の限界を感じてしまう。(いきなり話が飛ぶ)いい加減、このシステムやめにしませんかね?
そもそも私たち国民が持っているのは本来参政権、つまり政治に参画する権利であって、選挙権ではないはずだ。私はもっと、直接国民が政治に参画すればいいと思っている。
なぜ、代議制になったか。つまりそれは、ムラ社会からクニ社会に移るにつれて、直接合議が困難になったからである。人口が多すぎるから、一堂に会することができない、投開票に手間がかかる、など。
すべてIT以前の理屈であって、今なら別に参政権を持つ国民すべてが電子投票することも不可能ではないはず。そら、制度的、システム的な問題はあるかもしれない。別に来年からそうしろとはいっていない。数十年かけて、間違いのないシステムを構築していくことは不可能ではないというだけだ。
重要案件はそうしてすべて直接国民投票で決める。で、そこまで重要ではない案件はどうするか。
裁判員制度というのができた。我々国民は無作為に選ばれて裁判にかかわらなくてはならない。では、なぜ同じシステムが政治に取り入れられないのか。
控えめにみても、法律を執行する場に国民をかり出すなら、法律を策定する場にも国民をかり出して当然だろう。
無作為に選出された国民の代表が、議員と一緒に法案の審議に取り組む。(もちろん、前提として現在の議員数は大幅に削減する必要がある)議員も一票、国民の直接代表も一票持って、審議にのぞむ。
こうすれば、わけのわからない法律は相当少なくなるだろう。議員だけでなく、普通の国民を納得させなければ法律は通らなくなるからだ。
なお、無作為代表にはぜひ日記を書いてもらい、ブログのようなかたちでネットで公開してほしい。何がよくわかって、何がわからんかっただけでも結構。
議員も官僚も腹芸では通用しなくなるぞ。きちんと国民にわかるかたちで説明しなければ否決されてしまう。
こうすれば、たぶん今よりは少し風通しのよい国になると思う。
お小遣いになるビデオ
2月 21, 2006 on 2:39 pm | In ネットと映像の関係論 | Comments Off昨日Youtube.comについて書いたばかりだが、似たようなサイトの情報が入ってきた。
百式(http://www.100shiki.com/)というサイトだが、ここでは海外のオンラインサービスやオンラインショップで売られている商品を中心に、毎日ひとつ紹介してくれる。
ときどき訪れて読ませていただいているが、なかなか面白いサービスや商品が紹介されていて、驚いたり、呆れたり、いつも楽しませてもらっている。
2/19の「個人が稼ぐ時代」という記事では、Revver.com( http://www.revver.com/ )というサイトを紹介している。
このサイトでは誰もがビデオをアップすることができるのだが、同時にお小遣いを稼ぐこともできる。
その仕組みはこうだ。
まずあなたがビデオをアップする。REVVERはそのビデオの最後に広告をつける。そのビデオがネットで視聴され、広告がクリックされる。そのたびに広告主が広告料を払い、その一部がビデオ提供者に支払われる。
サイトの内容としては、このことを除いては昨日書いたYoutube.comによく似ている。ただし、Youtube.comは動画の形式がFlash(.flv)だったが、Revver.comはQuickTimeである。
誰でもが動画をアップして公開できる。公開されたビデオは市庁舎によって評価がつけられ、タグを貼り込むことでブログなどで公開もできるというサイトである。ほとんど同じだ。
ただ、ここでは動画をアップすることがお小遣い稼ぎになるのである。
まあ、金を払うということは賑やかしの最たるものだ。
一回のクリックがたとえわずかな銭であっても、塵も積もってひょっとしたらそこそこの金額になるのではないか、という淡い期待で参加する人が多くなる。インセンティブではある。
こうしたサイトは、著作権上の問題のある動画や、わいせつな動画がアップされることが多く、テレビ番組の1コーナー(日本のだ。アップしたのは日本人なのだろう)がまるごとアップされていたりする。
私は、はやく動画コミュニティサイトの日本語版が登場することを望んでいるのだが、こうした著作権上の問題を避けられないとなると、日本の会社は二の足を踏んでしまうのだろう。
ブログにだって「エログ」と称するわいせつなものや、新聞や雑誌からまるごとコピペしたような著作権に問題のあるものが多い。同じことだと思うんだが。
このサイト、Firefoxで見ると再生がはじまるのが遅く、対応していないのかと思ってしまった。それに見える時と見えない時があるようだ。
とりあえず、見つけたスケボーの動画を貼り付けてみるが、再生できるかどうかは保証の限りではない。再生できた場合、いきなり再生がはじまるからうるさいので、下をクリックしていただきたい。
Continue reading お小遣いになるビデオ…
映像がコミュニケーションの道具となること
2月 20, 2006 on 4:27 pm | In ネットと映像の関係論 | 1 Comment今日の日刊デジクリの記事「個人ビデオの時代がやってくる(神田敏晶氏筆)」は興味深かった。(バックナンバーで読めるから、興味のある方は一読を)
興味深かったのは、アメリカのサイト”youtube.com”の紹介である。
ちょっと引用しよう。
全世界の人々が映像をアップするというサイトであるが、タグが使えたり、知人のお気に入りを共有することができたり、ジャンル別があり、さらにグループまであるWEB2.0時代のビデオ投稿サイトとなっている。ネット知人のブックマークは、もはや、ネットテレビの編成局として、考えたほうがよさそうだ。
(…)
Googleは、単にテレビ番組を購入できるようにしたが、Youtubeは、世界のネタを一斉に公開しはじめている。しかも、公開タグのソース(Embeddable Player)を自分のブログに貼るだけで、自分のサイトを通じてお気に入りビデオを公開(宣伝?)することもできる。また、ビデオをアップロードした本人にメールをしたり、友達になってほしいという「関係性」を築くことまで可能になっている。
さっそく http://www.youtube.com/ にアクセスし、登録することにした。
登録といっても、ユーザーネームとメールアドレスと任意のパスワードを入れるだけである。
いつ開始したサイトかわからないのだが、すでにたくさんの映像が登録されている。撮りっぱなしビデオに近いものから、CGを使ったちゃんと作品になっているビデオまで、いろいろあるようだ。
いくつかを選んで再生してみたが、Firefoxでもちゃんと再生できるというところは気にいった。プログレッシブ・ダウンロード式になっているのか、ダウンロード速度が追いつかないと途中で止まることもあるものの、だいたい大丈夫のようだ。
私の趣味はカヤックなので”kayak”と入力して検索してみた。出てきた、出てきた。なんだか、草の上でクルマでカヤックを引っ張り回して遊んでいる(危ない!)映像とか、雪の上でカヤックをそり代わりにして滑っている映像、どう見ても市販のビデオかテレビ番組のようなサイドスーパー入りの映像までリストアップされた。(オフシーズンのせいか数は少ない)
しばらく、このサイトに登録されたいろいろな映像を見て楽しみたいと思っている。
日本でも、こんなサイトがスタートすると面白いな、と思う。(英語さえ気にしなければ、日本人が映像を見たり登録したりするのに問題はないと思うが)
日本の家庭には、かなりの率でビデオカメラが普及している。その多くは、我が子の成長記録か、旅行の記録を撮るためだけに使用されている。そうした映像は、家族か、ごく親しい友人にだけ公開されるだけに終わっている。
だけど、ビデオカメラというのはすごいコミュニケーションのツールなのだ。うまく使えば、すごく面白いコミュニケーションができる。それを個人のレベルで使えるようなコミュニケーションの場が存在すれば、国民全体の映像に対する意識がアップしてくるだろう。
カメラつき携帯やデジカメのおかげで、写真をメールに添付して送るというコミュニケーションのかたちは一般的になってきた。つぎは願わくば映像を使ったコミュニケーションのかたちがそうなってほしい。
多くの人がつねに受け身で映像を見ているだけでなく、自分で映像を使って何かのコミュニケーションを試みようとしはじめれば、何かの見えない扉が開く。…と私は思っているのだが。
とりあえず、危ない草の上のカヤック遊びの映像を貼り付けてみる
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