「インディ・ジョーンズ~クリスタルスカルの王国」をみた
6月 27, 2008 on 10:56 am | In 映画・DVD評(洋画) | 1 Comment久々にブログ復活。(考えてみたら、今年は一本しか書いていなかった…)
久しぶりに映画館に行ってきた。(この前は山田洋次監督の「母べえ」。これも書いてないな…)
インディ・ジョーンズシリーズの新作である。
とりあえずは、チケット代だけは楽しませてもらった、とだけ前置きしておく。
これまでのインディ・シリーズでは私は「最後の聖戦」が一番好きである。
これは、やはりインディの父を演じる名優ショーン・コネリーの存在感が大きい。
ただ、三作目となるこの作品では、もはやハリソン・フォードだけでは持たず、コネリーの手を借りざるをえなかった、という感が強い。
それから19年めとなる本作では、作中でも最後の聖戦から19年後となる1957年の世界を描く。
ハリソン・フォードも、もはや初老の域に入っている。なかなか、アクション映画の主役を張るにはしんどい齢だ。
その意味では、今回はどんな相方を組み合わせてくれるか、がひとつの焦点であるわけだが、これが大変物足りない。
マット・ウィリアムズと名乗る青年で、彼がインディをふたたび冒険の旅へと狩り出す。
飛び出しナイフを持ち、ハーレーのバイクに乗るあたりに、キャラクターを立たせたいという意識がみえる。
だが、実際に冒険に出ると、経験豊富なインディの助けにはならず、 どっちかというと足手まといの感が強い。
もうちょっと主役を食うくらいの、イキのいい若者にはできなかったのか。
比べると、中盤から登場するマットの母マリオン(第一作のヒロイン再登場。ただ、オバちゃん化していて、出てきた時誰だかわからなかった)のほうがよっぽど活躍するが、 こちらも主役を食うにはほど遠い。
ハリソン君演じるインディも、枯れるにはまだ早く、がんばってアクションしてくれるが、 かつてほどの勢いはない。
「なぜ今、インディ・ジョーンズなのか?」に対する作品的な答えが見えなかった。(もちろん、商売的な答えは見えているけど)
「パイレーツ・オブ・カリビアン-ワールドエンド」をみた
12月 11, 2007 on 8:13 am | In 映画・DVD評(洋画) | No Commentsディズニー映画である。
ふつうディズニー映画というのは、あまり人が死なないものだと思っていたが、この映画はバンバン人が死ぬ。
前作「デッドマンズ・チェスト」は完全に二部作の前編というつくりになっていた。
前作のエンドで、ジャック・スパロウは世界の果てに拉致された(はずだ。実はほとんど前作のストーリーを忘れていた)
CGを使った海戦の迫力は相当なものだ。こういう海戦はいままでのシリーズ作ではあまり登場しなかったような気がする。
しかし、シリーズの冒頭と完全に違ったキャラになってしまったのは、エリザベス・スワンだ。お嬢様として登場してきた彼女が、この作品では海賊王にまでなってしまう。今後の作品は彼女を中心に、女海賊ものにしたらどうだろう。
「スパイダーマン3」をみた
11月 30, 2007 on 12:00 am | In 映画・DVD評(洋画) | No Commentsスパイダーマンシリーズは、だいたい主人公が悩みまくるのが定番なのだ。
今回は「怒り」を制御できなくなったピーター・パーカーが、また悩む。
なぜか、唐突に隕石に乗って落ちてきた寄生生物がピーター・パーカーに取り付く。しかも、寄生する対象はスパイダーマン・スーツ、つまり「服」なのだ。こんな寄生生物ってアリ?
服に寄生したのだから、着たり脱いだりができる。最後のほうは脱げなくなって困るといったシーンもあるが、それまではあきらかに自分の意志で着ているのだ。
寄生されて黒くなったスパイダーマン・スーツを着ると、気弱で真面目だったピーター・パーカーが「チョイ悪」になるという。日本のヒーローものは、チョイ悪くらいのほうが多いから、別に驚かないが。
最後のほう、マスクが破れてほとんど半分素顔で戦っているから、かっこ悪いったらない。報道陣とはかなり高度差があるとはいっても、あれでは翌日の新聞に顔が載っていても不思議ではないと思うんだが。
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
11月 28, 2007 on 8:23 am | In 映画・DVD評(洋画) | No Commentsハリー役のダニエル・ラドクリフ、大人っぽくなったなぁ…。
実際、作中の時間経過と、主人公群の容貌が少し違和感を持ってくる。
おなじみシリーズの最新作。
この映画では、ホグワーツ魔法魔術学校と、その監督官庁である魔法省の対立が描かれる。
いままで自由だったホグワーツに、突然魔法大臣の腹心であるおばはんが送り込まれてくる。
ピンク色の服に身を包んだ林家パー子みたいなおばはんだが、これが校長を更迭してホグワーツを掌握するわけだ。
恐怖政治的な体制を確立したおばはんこと新校長は、生徒たちに画一的な魔法教育を強いる。
それに対抗して一部の生徒たちは、闇の勢力と対抗するためにハリーを先生役に押し立てて、実践的な攻撃・防御魔法を練習しはじめる。
そのグループ名は「ダンブルドア軍団」。尊敬する前校長の名前を頂いたのだ。
「ハリー・ポッターとダンブルドア軍団」のほうが本作の題名としてふさわしいと思うんだが。
たぶん不死鳥の騎士団は、次作以降で重要になってくるんだと思う。
それにしても、のどかな魔法学園ものだったこのシリーズも、対決色が明確になってきたもんだ。
「ゴーストライダー」をみた
9月 19, 2007 on 12:00 am | In 映画・DVD評(洋画) | No Commentsニコラス・ケイジって、日本人の目にはたいして男前に見えないと思う。
モト冬樹がニコラス・ケイジに似ているって、自慢していたし。
これもマーベル・コミックスの映画化なんだなぁ…。
最近、ハリウッド映画のネタ不足は深刻みたいだ。
悪魔と契約したために、ゴーストライダーに変身するようになったスタントライダーの話である。なんで悪魔と契約する必要があったのか、よくわからん。契約したがゆえに、父親が死んだみたいだし。父親を死から救うために契約するんならわかるんだけど。
悪魔と契約したがゆえに、善良な人の魂を救うために悪党を退治するというのもよくわからんなぁ…。
ゴーストライダーの姿というのが、燃える骸骨なんである。このビジュアルじたい失笑もので、不気味というより、奇怪というより、滑稽である。ドクロの顔のヒーローって、まあ日本でいえば「黄金バット」みたいなものだな。そういえば仮面ライダーも初期のデザインではドクロモチーフだったが、あまりに無惨なのでバッタモチーフに変えられたと聞いた。
「デジャヴ」をみた
8月 23, 2007 on 9:24 am | In 映画・DVD評(洋画) | No Commentsサスペンスものかと思ったが、実質的にはタイムトラベルによる過去改変テーマものだった。
ニューオーリンズでフェリー船が爆破され、500名を超す死傷者が出る。
それを捜査している最中に、奇妙な女性の死体が発見された。
一見爆破の被害者に見せかけてはいるが、実は爆破以前に殺されていたと思われるのだ。彼女と爆破テロとの関係は?
捜査官カーリンの前にあらわれたのは、なんと米国政府が極秘で開発していた「四日半前の映像を見ることが できる」装置。カーリンたちはこの装置を使って、殺された女性の生前の姿を監視することになる。
この装置(その正体は後半になって明らかにされるのだが、タイムトラベルものであるという時点でわかると思う)監視する場所、アングルなどは自由になるのに、監視できる時点は四日半前に固定されているという不自然さ。最初にはデータ量があまりに 膨大なためだと説明されるが、まあ誰が考えてもおかしな説明だな。
で、最後にはカーリンが過去改変に出発するのだが、映画の場合はこうなったらほぼふたつの結末しかないように思う。
ひとつは確定的な結末。過去改変の試みじたいが歴史に読み込まれていて、結局過去は変わらなかった、という運命的な奴。
もうひとつは、だいたいパラレルワールド的な説明がなされるのだが、過去改変の試みが成功に終わり、メデタシメデタシというわけだ。この作品がどちらの結末であるのかは、実際にみてもらうことにしよう。
「ナイトミュージアム」をみた
8月 16, 2007 on 8:27 am | In 映画・DVD評(洋画) | Comments Off最近よくある「ロードショー時のTVCM以上でも以下でもない」映画のひとつ。
自然史博物館の夜警に雇われたラリーは、その秘密を知ってしまう。秘密とは、夜ごとに博物館の展示品が、骨格模型も剥製も蝋人形もミニチュア人形にいたるまで生命を得て動き出すことだった。まあ、そこまではTVCMを見たらわかること。
着想は悪くはない。CGや特撮をフルに使って面白い映像も作っている。だが、それだけだ。だから、なんなの?
ひたすら着想を広げるばかりで、ストーリーはさほど面白いとは思えない。虚実とりまぜた、面白さを構築できなかったというのかな。
それにしても、自然史博物館のわりには、歴史的な展示が多すぎるような気がするが…。
この博物館、入場者数が伸び悩んで経営の危機という設定だが、私なら夜間公開に踏み切るな。押すな押すなの混雑になるはずだ。
「ハッピーフィート」をみた
8月 14, 2007 on 7:01 pm | In 映画・DVD評(洋画) | Comments Off3DCG動物主人公シリーズ、今回はペンギンが主人公。
皇帝ペンギンは、歌を唄って求愛をするという設定。従って、歌を唄えないと配偶者を求めることができない。ところが、歌が極端に下手なペンギンが生まれた。歌が唄えない代わりに、器用に足を動かしてタップダンスを踊る。だが、それは歌を重視するペンギンの文化からすると異端だった…。
はて。ペンギンって鳴く鳥だったっけな?
ペンギンというのは、不思議な生き物だ。鳥類にもかかわらず二足歩行するし、飛べない。誰だったか「女の子に『ペンギンって何類?』と聞いてみな。クビを傾げるから」と言っていた。
ペンギンたちは餌である魚がとれなくなって困っている。実はそれは、南極圏に侵入してきた人間たちの仕業だった。主人公は、人間たちを追っていき、ついには捕獲されて動物園に入れられる。
この人間たちのパートだけ、実写が使われている。面白い。
「シュレック3」をみた
8月 10, 2007 on 9:15 am | In 映画・DVD評(洋画) | Comments Off三部作のジンクスというのがあって、最初の作品がたいてい一番面白く、後ろに行くにつれてつまらなくなる。「マトリックス」三部作などが典型。
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最初の「シュレック」はけっこう面白かった。
沼地に隠れ住む醜い緑色の怪物を主人公として、無理やり騎士よろしくお姫様を救いに行くシチュエーションに陥れる。その背景に、おとぎ話の登場キャラクターたちへの迫害という、童話をひっくり返したような設定があった。
三作目にもなると、もうそのシチュエーションをどう使って、なんとか話を作るのに必死になっている。見ながら「もうちょっと面白くならないのかなあ…」と悲しくなってくる。
ダウンタウンの浜田や藤原紀香が声の出演をしているのも、もう新鮮味はなくなって、緑色の怪物が関西弁を話している違和感だけが目立ってくるなあ。
これって、メイン観客は子どもなんだろうか? ヘンに大人向けな感じがするんだけど。
「007カジノロワイヤル」をみた
6月 8, 2007 on 10:57 am | In 映画・DVD評(洋画) | Comments Offジェームズ・ボンドが007のコードネームを与えられる前後を描いた物語。
ちなみに00(ダブルオー)が前につく認識番号を与えられたエージェントは任務中に自分の判断で殺人を行う許可が与えられる。しかし、この許可は英国政府が与えるものだろ? おそらく外国で逮捕されたら、見捨てられると思う。
ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドは、たしかに歴代の007よりは若いが、若者という雰囲気ではない。
クールに見えて任務に熱中するあまり思わぬ暴挙を犯したり、女にはコロっと騙されたり、未完成なヒーロー像を描こうとしているようだ。
アクションシーンは、歴代のボンドとちがって肉体派。闘えば自分も傷ついて血を流すなど、これまでの007ものとは違ったリアリティを込めている。その分、荒唐無稽で売った007シリーズの中ではちがう雰囲気になっているようだ。
若きボンドを描くのであったら、20代、情報部に入る前のボンドを見てみたいという気になった。
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