YouTubeが広告収入を投稿者に配分。しかし…
5月 7, 2007 on 3:41 pm | In ネットと映像の関係論 | Comments Offとうとう、YouTubeもやらざるをえなくなったようだ。
CNET JAPANが伝えるところによると、
Google傘下のYouTubeは米国時間5月3日、個人投稿者のビデオに関連して発生した広告収入の分配金を用意する予定であると、ブログで発表した。
しかし、同社のポリシーはすべての人を対象としていない。
投稿者全員に広告収入を分配しているビデオ共有サイトRevverとは違い、YouTubeのパートナーシップ契約では、同社が重要だと認める人気投稿者、つまり「売れっ子」だけが対象となる。
「同社が重要だと認める人気投稿者」というところが重要だ。
要するにアクセス数を稼ぐような話題性のある作品を作れる者だけが、おこぼれにあずかれる。
YouTubeは、Googleから高額な買収を受けたが、それに比例するほどの利益を上げてはいない。今回のこの決定も、わずかな利益をさらに減らすことだから、本当はやりたくないに違いない。
YouTubeも追い込まれているようだ。
ソニーの動画投稿サイトeyevio(アイビオ)
4月 27, 2007 on 7:23 am | In ネットと映像の関係論 | 1 Comment本家本元のYouTubeですらビジネスモデルが見えないのに、これほど活発にサービスが立ち上がってくる分野は本当に珍しい。それだけ、いろんな人がネット上の動画に期待をかけているということだろうか。
asahi.comが伝えるところによると
ソニーは、国内で新たなインターネットの無料動画投稿サービスを27日から始める、と発表した。ソニー製品に限らず周辺機器と連携できる点や、著作権違反の常時監視を売り物に、多数の違法作品が問題視される米動画投稿サービス大手ユーチューブに対抗する。
新サービスは「eyeVio(アイビオ)」。「AVC」と呼ばれる高品質の画像圧縮方式を採用。携帯電話からの投稿が可能で、動画再生機能付きの携帯型音楽プレーヤーに移して持ち運ぶことができる。投稿作品には、知人など特定の人だけが見られる閲覧制限をつけることもできる。
ソニーグループとしては、米国の会社でGrouperを買収したはずだが、それとはまったく別のサービスらしい。
利用は無料で、雑誌との連携企画などによる広告収入を見込む。実績をみたうえで、海外展開も視野に入れるという。
国内であれば、それなりの採算性は確保できるという見込みだろう。
何よりソニーにはAV製品との連動性という武器がある。
携帯からの直接動画アップロードはもちろんのことだが、VAIOに簡単アップロードツールを仕込むとか、ビデオカメラが無線LANにつながって周辺機器を必要とせずに直接アップロードできるようになる、といったアイデアもあるのではないだろうか。
ただ、問題はこれら投稿サービスがすべて「他人のふんどしでとる相撲」であることだ。結局のところ、ユーザーが投稿してくるコンテンツがすべてであり、投稿ユーザーの数はそんなに急激には増えないと思う。
これからの動画投稿サービスは、コンテンツをつくるユーザーをどれほど増やせるか、が重要なのではないかと思うのは、私だけだろうか?
Jalipo
4月 23, 2007 on 4:36 pm | In ネットと映像の関係論 | Comments OffITmediaの『「YouTubeの代替」目指すJalipo立ち上げ』によると、
高品質のテレビおよびビデオコンテンツの新たなオンライン配信ネットワーク「Jalipo」が4月16日、BBC WorldやAl Jazeera Englishなどのパートナーとともに立ち上げられた。YouTubeの代替選択肢を目指す。
Jalipoは、ライブイベントやビデオ・オン・デマンドをオンラインで視聴したいコンシューマーに、都度払いクレジットサービスを提供する。ソニー欧州法人の元社長クリス・ディアリング氏が同社の会長を務める。
(…)
「もっとユーザーフレンドリーな――権利を維持しながらオンラインでコンテンツを販売できるという意味だ――ビデオ購入方法を作り出したい」とアレックス・テイラーCEOはReutersに語った。
なかなか面白そうだが、はたしてYouTubeを駆逐するところまで行くかどうか。
無料で見られることに慣れてしまったコンシューマーを、たとえ正当な価格とはいえ、有料で購入させるようにすることは簡単ではないと思うのだが。
MicrosoftのSilverlight
4月 17, 2007 on 4:30 pm | In ネットと映像の関係論 | Comments OffYouTubeをはじめ、Adobe(もとはMacromediaであるが)のFlashを使った動画配信が全盛であるが、さすがに独り占めはさせないということで対抗馬が登場した。
Japan.internet.comが伝えるところによると、
Microsoft (NASDAQ:MSFT) は16日、複数のプラットフォームにまたがってコンテンツを配信できるようにするプラグイン『Silverlight』を発表した。同社はこの発表により、Adobe Systems (NASDAQ:ADBE) に対し、リッチ インターネット アプリケーション (RIA) 市場をこのまま独り占めにはさせておかないと警告した格好だ。
Silverlight は、RIA、2D および 3D グラフィックス、テキスト、アニメーション、ビデオといったものを幅広い形態のプラットフォームに配信するための、クロスブラウザ、クロスプラットフォームのプラグインだ。潜在的な市場としては、ストリーミング ビデオ、P2P ファイル共有、広告配信などが考えられる。
そもそもFlashがここまで普及したのは、配信コンテンツの品質もあるが、ほとんどの場合Webブラウザにインストール済みであることが大きい。Microsoftがいかに力を入れようと、インストールというプロセスを避けることはできないのが辛いところだ。
しかし、ライバルがいることはいいことで、両者競い合ってくれることによってユーザーにはメリットがもたらされることは間違いない。
ところで、かつてMicrosoftとライバル関係にあったRealMediaはどうなったんだろう?
Yahoo!ビデオキャスト
4月 13, 2007 on 7:14 am | In ネットと映像の関係論 | Comments Offついに、まだ動いていなかった最後の巨人が動いた。
CNET JAPANが伝えるところによると、
ヤフーは4月12日、動画投稿サービス「Yahoo!ビデオキャスト」ベータ版を開始した。デジタルビデオカメラや携帯電話で撮影した動画を公開したり、公開されている動画を視聴することができる。
なんとなく、今さらという気もする。
他がやるから、仕方なくという感じもある。
対応する動画のフォーマットは多彩だが、1度にアップロードできるファイルの容量は100MBまでで、保存できる容量の合計は500MBと、物足りない感じだ。
何より、ヤフーならではと思わせる部分がない。ヤフオクと連動させるとか、もっといろいろな工夫が必要だったのでは?
2007年は、動画投稿サイトのビジネスモデルが問われる時期がやって来そうだし。
政見放送動画投稿は削除対象?
4月 6, 2007 on 7:32 am | In ネットと映像の関係論 | Comments OffSankei Webが伝えるところによれば、
8日投開票の東京都知事選で、特定候補の政見放送がインターネット上でコミカルに投稿され“見放題”の状況になっている問題で、東京都選挙管理委員会は5日、「選挙運動上の公平性に欠ける」として、動画投稿型サイトを運営する米国の管理会社「YouTube(ユーチューブ)」に対し、メールとFAXで削除要請を行った。
(…)
この候補は、過激な発言や風貌(ふうぼう)、しゃべり方が話題となり、アニメやBGMと組み合わせたものなど、大半がコミカルに取り上げれていた。関係者によるとアクセスは数十万回に上っている。
あの人だな。私も見たことがある。
候補者は毎日のように街を回っているのに、なぜ政見放送のネットへの露出を制限するのか?
要するに公選法上にネットについての規定がないのが理由なんだろう。検討しようとすると、ネットに疎い高齢有力議員が反対するからという理由で決まらないのだと聞く。
むしろ政見放送は、選管みずからいろんなサイトに貼り付けてもらえるよう、エンベッドしたものを提供すべきだと考える。投票率の向上にも役立つのではないか?
参考ページ:GIGAZINE「東京都選管がYouTubeに政見放送の削除要請、その問題点とは?」
新聞サイトがテレビになる日
4月 2, 2007 on 8:42 pm | In ネットと映像の関係論 | Comments Off新聞社はあせっているのかもしれない。
朝日新聞社は1日、同社が運営するニュースサイト「asahi.com」をリニューアルした。時間帯や曜日によってトップページの見た目を変えるほか、読者が投稿した動画を公開する「asahi.com動画」などのコンテンツを新設した。
(…)
新設したasahi.com動画では、読者が投稿した動画のほか、朝日新聞社の取材網で集めた動画も公開。視聴回数や読者の評価によるランキング、キーワードによる検索機能を用意する。なお、読者の動画については、掲載前にasahi.com編集部が審査を行なう。asahi.com動画について同社は、「新聞社初の本格的総合動画サイト」としている。
新聞紙面では絶対できないこと。動画の掲載などもそのひとつといえる。
しかし、新聞サイトがテレビの真似をすることは、それ自体自己否定のはじまりではないだろうか?
「ジャーナリスト宣言」を標榜する朝日新聞社が、今なぜYouTubeの後追いをする必要があるのか教えてほしいものだ。
投稿スタジアム
3月 28, 2007 on 11:28 am | In ネットと映像の関係論 | Comments OffよみうりテレビがWebで募集した動画をテレビで紹介するという試みをはじめる。
RBB Today「gooが動画投稿を募集~優良作は地上波テレビで紹介」によると、
讀賣テレビ放送(YTV)とNTTレゾナントは共同で、ポータルサイト「goo」上に特設サイト「投稿スタジアム」を開設し、ユーザに向けオリジナル動画の投稿を募集する。
レベルの高い作品は地上波テレビ(YTV)で紹介し、審査により優秀作品を決める。
「投稿スタジアム」では、3つのテーマごとに動画作品を募集する。3つのテーマとは、お題に沿った一発ギャグを投稿する「大喜利バトル」、主催者側が作成した映像に、ユーザが音声をアテレコして投稿する「アテレコバトル」、また女性限定の応援メッセージ・罵倒メッセージを募集する「応援娘・罵倒ギャルバトル」だ。
テレビ屋さんは、Web動画を目の敵にしてきたような気がするが、ひとつ融合に向けた試みをはじめるのだろうか。
テーマフリーの投稿も受け付けてもいいような気がするが、やっぱりダメなのかな。
投稿スタジアムのWebページはこちら。
巨人戦はネットで応援?
3月 27, 2007 on 3:06 pm | In ネットと映像の関係論 | Comments OffAV Watchが伝えるところによれば、
日本テレビ放送網株式会社(日本テレビ)と読売新聞社は26日、プロ野球の2007年シーズンにおいて、読売巨人軍の主催する72試合の全てを無料でインターネット配信すると発表した。
配信はストリーミング形式で、帯域は500kbps/1Mbpsから選択できる。試合は全編が視聴できるが、ライブ配信ではなく試合終了後から翌週同曜日の24時まで。なお、視聴は国内からのみ。
うーん。巨人ファンがうらやましいぞ。
阪神は…、やらないだろうなぁ。少なくとも無料では…。
ライブ配信ではない、というところが微妙だが、まあ無料で思い切ってくれたのでよしとしよう。
昨年は、楽天戦が無料で(試合中に)ネット視聴できた。
今後は増えるだろうなぁ。
地上波放送がないときだけでいいから、試合中に見られるようにしてほしいけど。
もうからんYouTube
3月 19, 2007 on 1:09 pm | In ネットと映像の関係論 | Comments Offグーグルに買収されたYouTubeだが、実のところそれほどよい買い物だったのか、と疑問視する向きがある。
MarkeZineが伝えるところによれば、
The New York Timesが3月8日に報じたところによると、Googleが2006年9月に16億5,000万ドルで買収した動画投稿サイトYouTubeの2006 年の広告収入が1,500万ドルだったことが明らかになった。これは、利益ではなく、売上高。買収のためにGoogleが支払った金額の約100分の1という事実に、同紙の記事は厳しい論調となっている。
YouTubeがもうかってない、というのはよく知られていた事実ではあるが、まさかそれほど売上高が低かったとは…。
というか、ビジネスモデルが確立していなかったうちに、期待買いされたというのが真相だろうか?
YouTube以降、さまざまな動画投稿サイトが林立したが、本家がこれでは他もまた大きなもうけはあるまい。いや、もっと苦しいことだって考えられる。これから廃業が相次ぐかも…。
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