コンテンツの育て方 コンテンツ評論

「これはCM上の演出です」

2010/12/08

最近テレビを見ていて目障りなものにCMに入る余分なテロップがある。

「これはCM上の演出です」という奴だ。
昔からあるが、昔はよっぽどのことがないとこういうのは入れなかったと記憶している。
表現の一部として真似をすると危険な行為などが含まれていたときに「絶対に真似をしないでください」という言葉につける枕言葉としてつけられていた。

それが最近は単独で、しかも頻繁に入っている。
多くは、ちょっと好ましくない行為が表現に含まれていた場合のお断りとして、と明確にわかるものだが。
しかし、何を問題にしているのだかわからない場合も目にする。

そもそもCMの映像表現はすべて演出されたものである。
ドキュメンタリーではないのだから当然だ。

それをわざわざ明示しても意味はない。
ドラマの最後に「このドラマはフィクションです」と入るテロップの真似をしたものだろうか?

そもそも反社会的な行為も「演出」であると明示すれば許されるのか?
ならば、無差別殺人犯が銃を乱射したり、ナイフで次々と人を刺したりしながら、「これはパフォーマンスとしての演出であーる!」と叫んだら許されるのか?

意味のないテロップを入れることは、表現を壊すと思う。

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