映像文化を語ってみる

映像文化復権元年(7)

2010/12/12

そもそも文化という言葉で、何を思い浮かべるだろう?
人それぞれかも知れないが、私は自分が今呼吸しているものが文化だと思っている。

映像文化というキーワードを考えはじめた時、大学の聴講にでも行こうかと思って、ネットで各校のカリキュラムを調べたことがある。ちょうど関西の大学でも、映像を扱った学科や講座ができはじめていた。

Webで公開されているだけの情報しかないから、はっきりとわかったわけではない。ただ、名作映画などの分析を主とした講座が多かったように思う。

それが悪いとはいわない。もちろん、しっかりと評価の定まった名作を見て、映像文化の基本を養うことは大事だろう。国語だって、まずは名作を読む。

だが、一番大事なのは、いま私たちが日常触れている映像ではないだろうか。呼吸するように身体に取り込んでいる映像。

古い映画をいくら研究しても、今ビビッドに動いている映像の現在はわからないだろう。まして、その中に含まれている文化的な問題はあぶり出せないのではないか? 学問的な研究ならばそれでいいのかもしれないが。

問題は、日本の映像文化の地盤沈下をどうするべきか、ということなのではないか。はたして、それに対策はあるのか?

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