映像文化を語ってみる

映像文化復権元年(2)

2010/12/12

続き物である。

DVカメラに続いて「誰でも映像をつくることができる」引き金をひいたのは、パソコンによるビデオ編集の簡易化だった。

私は95年にフリーになった頃から、いわゆるノンリニア編集に興味を持ち、個人的に導入してきた。最初は、かなり茨の道だったことを覚えている。

私が最初に導入したのはPowerMac9500をベースとしたアナログキャプチャベースのノンリニア編集システムだ。radiusのVideoVision Studioをキャプチャボードに使い、ソフトウェアRAIDで映像用ハードディスクを構成した。それでも、なかなか駒落ちが直らず、販売店やメーカーに手間をかけさせたものだ。

それがDVカメラとFireWire(IEEE1394)でパソコンを接続し、デジタルでキャプチャするシステムになってから一気に簡単になった。なにしろ、もともとデジタル化されたデータを転送するだけなのだ。

その頃からHDDの速度も飛躍的に高まり、駒落ちの恐怖におののくこともなくなった。

思い出話は尽きないが、要するにパソコンでのビデオ編集がカンタンになったのだ。今や、たとえばMacやVAIOを買えばそれ単体でビデオ編集ができるようになっている。

つまり撮影に加えて編集までも「誰でもできる」という時代になったわけだ。
これが、21世紀に変わったあたりからだったろうか。

続く。

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