映像文化を語ってみる

商品レビューにみる「集合知」

2011/01/21

ビデオカメラは今混迷時代に突入している。

放送用ビデオ方式だけでもSD(現行ビデオ放送)とHD(ハイビジョン)がある。
記録媒体は従来のテープに加えて、DVDやらHDDやらメモリーカードやら。
記録方式だってDV圧縮はもちろん、mpeg2はあるわ、mpeg4はあるわ、H264はあるわ。

いちおーは映像の専門家であるはずの我々でも、はっきり言ってわけがわからんのだ。

こんな時代にビデオカメラ購入に対するアドバイスを求められても、どう答えていいのか迷うのですよ。
だいいち、全部購入して試してみるわけにもいかないじゃないか。

こういうときに何が頼りになるかといったら、先に商品を買って使っている人の声だ。
メーカーそのものが哲学を持ち得ない時代だ。
こんなときにメーカー発信の情報を信じていたら、とんでもないことになる。
雑誌もダメだ。メーカーの紐付きでなくても、悪口を書いたら次から試用させてくれなくなる。
ブログも一握りのカリスマブロガーの発言だけ見ていたら、バイアスがかかっているから道を誤る。

価格比較サイトのコネコネットが、コネコクラブというSNS(といっていいのか迷うが)を開設した。
これが見事に日記もコミュもなく、レビューだけのサイト。
ただし、レビューにもコメントがつき、よいレビューを書いた人にはポイントが与えられる。
ポイントは次にものを買うとき割引券の役目をはたす。

コネコクラブの仕組みがどうか、それはともかくとして、いいアイデアだと思うのだ。
ようするに口コミによる集合知の形成である。
商品を買った人はそれについてレビューを書き、よいレビューほどポイントをもらえる。
レビューにコメントもでき、双方向のコミュニケーションもはじまる。
ひとりではなく、たくさんの人がレビューを寄せることによって、バイアスや無知も打ち消されていく。

これからは、こういうメディアがたくさん出来ると思う。
こういう時代は、商品力が勝負ですよ。メーカーさん。

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