コンテンツ評論 テレビ番組評

「風雲児たち~蘭学革命篇~」をみた

正月時代劇として元日に放映されていた単発ドラマ。

杉田玄白・前野良沢による解体新書の翻訳刊行をめぐる顛末を、みなもと太郎のマンガを原作として、三谷幸喜が脚本を手がけた。

期せずしてキャストの大半が昨年の大河ドラマ「真田丸」と共通する、ということが話題になった。ま、どちらも三谷組の役者が総出演ということか。

そもそもオランダ語で書かれた書物を翻訳するのに、オランダ語の堪能な人物はおらず、辞書といってももちろん蘭和辞典などない。蘭仏辞典および原書「ターヘル・アナトミア」と他の書物を対照し、単語の意味を推察するところからはじまり、なんとか意味の通る訳文を作り上げていく。ところがその膨大な努力の結晶である「解体新書」には、翻訳の中心を担った前野良沢の名前はなぜかなかった。その理由をドラマで解き明かしていく。

以上のことは書物で読んだことはあったのだが、ドラマとしてその光景を目の当たりにするのとは異なる。原作がギャグ漫画だし、三谷幸喜の時代劇臭くない軽快な台詞まわしも楽しかった。

平賀源内をはじめ、多くの歴史上の人物が登場するあたり、古いドラマで恐縮だが同じNHKの「天下御免(1971)」を思い出したりした。三谷幸喜脚本で「天下御免」をリメイクしてくれないかな。絶対みるのに。

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