コンテンツ評論 テレビ番組評

「監獄のお姫さま」をみた

クドカンこと宮藤官九郎作の最新連ドラ、主演は小泉今日子。

「あまちゃん」を越えて、クドカンの最高傑作じゃないかと思った。

とにかく小ネタ満載で笑わせてくれながら、緻密な構成で飽きさせない。
第一話だけみたら、なぜこのおばさんたちが社長の息子を誘拐するのかわからなかったし、そもそも主人公グループが何者なのかも伏せられていた。

第二話から徐々にそれらが明かされていくのだが、過去と現在を行ったり来たりする構成に、ついていけない人はいただろう。
あえてそういう構成で引っ張っていくクドカンの力業に感心。

主人公の馬場カヨ(キョン様/小泉今日子)をはじめ、ほぼすべての登場人物のキャラが立っており、台詞のエッジも立っている。

特にやっぱりキョン様の馬場カヨには感心した。ここ何回か連ドラで演じてきた元ヤン風キャラを封印し、頼りなくも一生懸命なおばさんになりきっている。キャラの立ちすぎたおばさん軍団の中に混じっては一番普通なキャラなのだが、それでも圧倒的に存在感があるのは、なんてったってアイドルを数十年続けてきた貫禄か。

あと満島ひかり。最年少ながら、これだけパワーのある役を演じられる凄さ。カッコイイし、しびれる。

クドカンが一番好きな女優を並べたというだけあって、トータルでの(あまちゃん風にいうと)グルーブ感は今クールのドラマの中でも群を抜いていた。

でも視聴率は上がらないんだよなあ。クドカンはいつも。再来年の大河までの間、来年も一作くらいはクドカンの連ドラをみたいもんだ。

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