コンテンツ評論 テレビ番組評

「刑事ゆがみ」をみた

ふたりの刑事がコンビを組んで捜査するバディものといえば刑事ドラマの定番だ。
現在ではその代表格がテレビ朝日系の「相棒」。

ドラマの「刑事ゆがみ」は、何かしら「相棒」を意識している気配を感じる。
「相棒」にならうというよりは、「相棒」のアンチテーゼ的な作品になろうとしているのではないかと。

知の「相棒」に対して、情の「ゆがみ」という感じもあるし、弓神と羽生というコンビの形態もまた「相棒」とは違ったバディを目指そうとしたという気がしている。「サイド相棒」みたいな感じで、「相棒」にはサイバー捜査官の青木(かつては鑑識の米沢)がおり、「ゆがみ」にはネットカフェに巣くう少女ヒズミがいるのも似ている。

何よりも主役である「相棒」の水谷豊と、「ゆがみ」の浅野忠信が、似た面も持ちながらも対照的な人物を描き出そうとしているところが面白い。

基本的には一話完結だったが、後半「ロイコ事件」という過去の事件とヒズミの過去が持ち上がってきた。正直な話、前半の一話完結部分のほうが面白かった。

本作は視聴率は低かったが、ネットなどでの評判はむちゃくちゃ良かった。こういうドラマは続編も作ってほしいものだが、フジテレビ系だし、もう無理だろうな。

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