コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「グッドモーニングショー」をみた

2017/11/18

中井貴一という役者は「困った表情」をさせると天下一品である。

その中井貴一の困った表情がたっぷり見られるかと思ったが、それほどでもなかった。

中井の演じるのは、朝のワイドショーのメインキャスター澄田。どうやら局アナのようだ。生放送の最中に立てこもり事件の一報が割り込んでくる。しかも犯人の要求は、澄田を現場に来させること。

わけもわからないうちに澄田は立てこもり事件の現場に送り出される。

この映画の致命的なところは、中途半端なところ。コメディを狙っているようだが、中途半端にサスペンスチックな部分が邪魔をする。

しかも、主人公の立ち位置だとか、犯人の動機、テレビ局内でのワイドショー制作班と報道局とのマウンティングなど、いずれも中途半端なままに終わってしまう。コメディとしては笑えず、サスペンスとしてはドキドキできない。なんだこれ。

テレビ局内のPだのDだの報道部長だの、現場の警官や犯人だのに、もっと強烈なキャラクターを林立させて、その間で中井貴一演じるキャスターが思いっきり困らされるという展開のほうがコメディとしては面白くなったと思うのになぁ。残念。

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