コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「進撃の巨人(実写映画/2部作)」をみた

原作の漫画は一部だけみたことがある程度。だがここでは映画単独でみた場合の話をしたい。

原作は、まさに世界観の作品。よくもまぁ、こんな人を喰らう巨人の跋扈する壁だらけの世界を発想したもんだ、と思う。

原作と違うのは巨人たちの造形だろうか。実写の人間をベースにした巨人は正直いってキモチ悪い。
怖さもあるが、キモチ悪さのほうが上回っている。

で、怖さの部分は主に、巨人がどのような存在かわからないところに由来すると思う。
そういう意味で、前編は(ラスト、エレンが巨人化して他の巨人を倒すところを除いては)そのキモチ悪さを前面に出していて、ある意味成功かと思った。

ところが後編はそれが最初から裏切られる。巨人がそもそももとは人間であったことが明かされる。
存在の根幹が明かされた巨人は、もう単なる敵であって、前編のキモチ悪さは吹っ飛んでしまう。

しかも巨人との戦いは最小限になって、シキシマ率いる調査兵団との対決が後編中盤のメイン。
何のために対立しているのかもよくわからなかったし、キモチ悪さ映画としてももう台無しになっていた。

ネットで見ると、原作ファンが怒っているらしい。
しかし、映画単独としても、後編をみたら腹立たしい。

 

 

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