コンテンツ評論 テレビ番組評

「フランケンシュタインの恋」をみた

テレビドラマには、二~三年に1回「怪作・奇作」としかいいようのないドラマが放映される。今クールでは本作がこれに当てはまるのではないか。

何しろ主人公は120歳という「怪物」。しかも、興奮すると身体から菌なのか胞子なのかよくわからないものを、まき散らす。手が光った状態で人間に触れると、菌が相手に移って病気になり、死んでしまうこともあるという。

題名通り、死んだ人間をベースにして人工的に作られた怪物。創造主である博士が死んだ後も、森の中で120年間も静かに暮らしてきた。不老不死らしいが、ある菌を死体に移植して作られたのだから、キノコ人間みたいなもの。

その怪物が人里に降りてきたことによって巻き起こされる騒動。そしてそのキッカケを作った女子大生との淡い恋。綾野剛がこの怪物を演じているのだが、自身が「怪物」であり、人に触れることもできないという切なさは、彼でないと表現できなかったのかもしれない。

相手役の女子大生には二階堂ふみ。芝居はうまいが、なんというか可憐さが足りないような気がした。戸田恵梨香などにも感じる、普通のキャラクターが似合わない感じ。

最後には怪物は人間界との接触を避け、森で暮らすことのほうを選ぶ。しかし人間界のため、有益な薬を作り出す菌の研究は続けているという。

「怪物と人間が共存するには」みたいなテーマかと思ったが、そうではなかったようだ。

最後までよくわからない作品ではあった。

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