コンテンツ評論 テレビ番組評

「#べっぴんさん」をみた

「べっぴんさん」も最終回を迎えた。

半年間みてきて、感想を一言いうと「薄い」。
嫌な味はいっさいしないが、すごく薄味のスープを飲み続けたような感じだ。
うま味もあったのだろうが、薄すぎてあまり感じない。

相変わらず映像は美しいし、主演の芳根京子をはじめとする俳優陣の演技はうまいのだが、肝心の脚本はあまりよろしくない。

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一言でいえば、「キアリス」という企業の仕事ぶり、ものづくりへのこだわり、仕事と人、仕事と社会、仕事と街との関係について、描写が極端に少なくてものたりなかった。(…)

まさに、そう。
あまり書き込まれていないシナリオを、演出や俳優の演技でなんとか見られるものにした、という印象だったのだ。

しかし、朝ドラ、特にBK(大阪放送局)制作の朝ドラは「有名企業の創業者の一代記」に偏りすぎではないか。実話がもとになっているから、能力が足りない脚本家でもなんとかなる、という制作側の甘えのようなものがないだろうか?

朝ドラといえば若い女優が成長する場、みたいな意識があるのか、熟年期まで描く必然性にも疑問を感じる。本作の主演芳根京子は撮影当時19歳だが、60歳手前までを演じた。たしかに演技の実力は認めるが、若い女優が年に似合わない演技をする後半が延々と続くのには少し辟易する。若い女優にはやっぱり若々しい演技を見せてほしいものだ。

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