コンテンツ評論 テレビ番組評

「カルテット」をみた

今クール、もっとも見ごたえのあったドラマかもしれない。

公式サイトには「ほろ苦くて甘いビターチョコレートのような大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンスをお届けします!」とあるのだが、どっちも違うような気がするなぁ。

たまたまカラオケボックスで出会った4人。それぞれが弦楽器を持ち、合わせれば弦楽四重奏になる、ということで軽井沢の別荘で共同生活をしながら、「カルテット・ドーナッツホール」という楽団を作って音楽活動をする、という話。

公式サイトには「4人は、夢が叶わなかった人たちである」とある。プロの奏者にもなれず、社会生活もいまいちうまくいなかった4人が、「夢のアジト」である軽井沢の別荘で暮らす。各自が秘密の過去を抱えており、各自が思いを抱えている。

男2人、女2人がウダウダ喋っている様子が中心になるのは同じ坂元裕二脚本の「最高の離婚」にも似ているし、社会から疎外された人間がひとつのテーマのもとに共同生活をするのは「問題のあるレストラン」とも共通する。

4人の主人公たちが暗い状況にあっても絶望ではなく明るい面だけをみていく生き方をコミカルに描いていく。そこで交わされる会話には独特な言語感と印象的な台詞がちりばめられる。坂元裕二はそうした会話劇がうまい。

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