平成徒然草

「築地ブランド」の次は?

2016/10/08

tsukiji_as_seen_from_shiodome気になった記事。
「豊洲へ本当に行けるのか」—混迷深める築地市場の移転問題 | nippon.com

「豊洲へ本当に行けるのか」。築地の卸や仲卸業者などは不安を募らせている。仮に都がこの先、安全を宣言しても「豊洲の魚が売れるのか」と風評被害を心配する声も少なくない。

残念だが、ここまで問題が広がってしまった以上、「豊洲ブランド」はもとより「築地ブランド」ももう難しいでしょう。

最近の報道をみていると「豊洲市場への移転が実行されても、消費者への影響を考えて豊洲経由の品物は扱わない」としているスーパーマーケットも出てきているらしい。かといって市場が築地に残ったとしても、築地の老朽化や不衛生さもクローズアップされてしまっているので、今後は「築地ばなれ」が進むだろう。

しかしながら現代の特に水産業の状況を考えると、東京の卸売市場にいったん水産物を集積し、そこから各消費地へと分散する仕組みが本当に必要か、という疑問も湧いてくる。物流も情報も、昔とは比較にならないぐらい高度化した時代に、必ずしも「築地ブランド」にこだわる必要があるだろうか?

たしかに「一番いい魚は築地に集まる」という現象はあったかもしれないが、今後もそれが必要かと思うと疑問である。
水揚げ港あるいはそこに近い地方卸売市場と消費者とがダイレクトにITと物流を通して結びつく構図が、現代らしいという気がしている。

そこで頑張ってほしいのは、各地方の業者である。「築地」を経由しないダイレクトブランディングで、アピールをすべき時が今だ。

「そうはいっても、築地で実物を見て仕入れないとダメなんだよ」という昔気質の飲食店などもいそうだが、一方で「〇〇港直送」をうたっている飲食店も存在するのだ。

今後は「築地」をアピールするより「水揚げ地」ブランドで買う時代が来るのではないだろうか。

 

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