コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「電人ザボーガー」をみた

2016/10/07

zaboオリジナルの特撮TVシリーズはおぼろげにしか覚えていない。

主人公がバイクに乗っているから「仮面ライダー」のバリエーションかと思いきや、変身(変形?)するのはバイクの方でこれが人型ロボットになって闘う。主人公のほうは闘う命令を下すので「ジャイアント・ロボ」的な趣もある。この程度は覚えていた。

で、なぜ今になって映画版をみたかというと「おバカな映画をみたかった」とAmazonプライムビデオを検索していたら見つかった。そしてその期待は裏切られなかった。

何しろ、B級どころかC級特撮のテイストで、しかも二部構成になっていて、第一部が主人公の青年期。第二部では主人公が中年になっていて、しかも糖尿病を患っており、あろうことか登場時には悪役総理大臣の運転手をつとめている。この中年期の主人公を演じるのは板尾創路。

とにかくおバカテイストは満載で、しかも70年代特撮的チープさに満ちている。ストーリーの方もアバンギャルドだ。なにしろ第一部に登場する悪の組織の女幹部と主人公がデキてしまい、女幹部は妊娠。男女の双子を産み落とす。そのふたりが第二部で主人公の敵となる。子ども向け特撮ヒーローでこんな展開あるか。

オリジナルのTVシリーズはほとんど覚えていないが、どうやら映画版はそれを再現することに注力したらしい。そのあたりはこのブログ記事に詳しい。

板尾創路主演『電人ザボーガー』ネタバレ映画感想/解説 - 1年で365本ひたすら映画を観まくる日記

映画のエンディングでオリジナル版の映像が流れると、それが本編と全く一緒であることに気付いてビックリ仰天!なんと、この映画は原作の『電人ザボーガー』を忠実に再現していたのである。

いま、TVに流れる特撮ヒーローものは、石ノ森章太郎系列の「仮面ライダーシリーズ」と「戦隊シリーズ」、円谷プロダクションの「ウルトラマンシリーズ」という3系列だけになってしまった。オリジナルの「電人ザボーガー」のように、独自のテイストを持った特撮TVヒーローアクションはもう生み出されないのかなぁ? それほど、日本のコンテンツ生産力は衰えてしまったのか?

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