コンテンツ評論 テレビ番組評

「戦艦武蔵」をみた

musashi石原さとみ主演のNHKスペシャルドラマ。

昨年海中で発見された戦艦武蔵に引っかけて、ドラマのかたちで戦争の悲惨さをメッセージするのが主眼とみた。もっとも、CGで作られた武蔵の再現シーンは迫力があるし、見応えもする。

それに比べて、ドラマ部分はもうひとつ。いい役者を揃えてある割に内容が薄い。

主人公が祖父の最期を知る人物を訪ねて四国を訪れる動機など、今いち伝わってこないものがある。

それよりも気になったのは戦時中の回想シーン。輪郭検出とディテールつぶしによる漫画風エフェクトが加えてある。
それが強すぎて、役者の顔さえよく見えないくらいだ。

かと思えば、一部のシーンでエフェクトが外れて普通のシーンになる。よく撮れていて、それで何も問題ないように思うのだが。
まさかとは思うが、最近性犯罪で逮捕された役者が出ていて、そいつの顔を見せないようにするためじゃないだろうな、と邪推をしてしまった。

CGが割と硬めの仕上がりなので、それとの相性かとも思ったが、それにしてもエフェクトが強すぎてストーリーが陳腐にさえ感じてしまった。

エンドロールでみると、「作・演出 岡崎栄」とあった。作家性のものかと思ったが、どうもそんな感じかもしれない。
調べてみると1930年生まれとあるから、なんと86歳! ベテランの演出家だった。

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