コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

映画チケットをオークション化してみたら?

ticket-1555422-640x480気になった記事。

「チケット転売」は本当に悪か? 経済学的にはどう考えてもOKです 主催者には他に打つべき手がある | 高橋洋一「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]

そもそも転売が起きるのは、定価が市場価値を表していないからだ。コンサート主催者側の事情によって定価が決められているが、コンサートの市場価値はお客であるファンの主観的な評価で決まってくる。主催者がその市場を読み違えたことが問題である。

この問題に対する最も基本的な解は、オークションである。オークションにして高い価格から順次入札していけば、転売価格以上の入れた人は入場でき、アーティストの収入も大きくなる。

ちょっと面白い。この考え方はたとえば映画チケットなどにも使えないか?

劇場映画は、人気が高いと満員御礼だが、人気が低いと映画館はガラ空きになる。ガラ空きであったとしても、料金は割り引かれることはなく、ただ上映が打ち切りになるだけだ。しかも、人気の映画だろうと、ガラ空きの映画だろうと、だいたい料金は同じ。

オークション制にしたら、たとえば最低料金を1000円だとして、人気の映画を休日に見ようとすると料金が高くなる。高い値段をつけた人は、混んでいる時間帯でも自分の都合のいい時間に見られる、ということになる。

反対に人気のない映画は、1000円で見ることができる。1800円出すのはどうかなぁ? と思う映画でも、1000円なら見てくれる観客がいるかもしれない。事前にまったく期待をしてない映画でも、見たらけっこう面白かった、ということがあるかもしれないので、人気のない映画は安い値段でも動員数を増やすことによって収益が上がる可能性がある。

昔のように映画館の窓口でチケット購入、というスタイルならオークション制の導入は困難だが、今は座席予約制でオンラインで予約するのが普通だから、チケット販売サイトにオークション機能をつければ実現は可能だ。全席をオークション化するのがリスクが高いというのなら、一部座席のみオークション制でもいいんじゃないですかね?

とかく均一料金、均一時間的な映画館の制度を壊していかないと、映画業界は伸びないと思う。こんなチケットの販売の仕方もひとつの思考実験ということで。

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